- 【6/9速報】メガ10は2026年3月に続き、6月のリバランスでも銘柄入れ替え無しが決定
- 選定基準である最新の時価総額ランキングでは、10位までは特に安定
- 次回2026年9月、新規採用の最有力銘柄はマイクロン!除外候補はマスターカード
2026年6月9日、ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(愛称:メガ10)の定期リバランスにおいて「構成銘柄の入れ替えなし」という結果が発表されました。
前回3月には、構成銘柄選定の根拠となる時価総額ランキングを、既存の10銘柄が10位までを独占する形となっていました。
今回6月は、既存銘柄のうち2社がランキング10位圏外に陥落しましたが、「暫定ルール」により入れ替えは発生していません。
・既存銘柄が入れ替え候補に抜かれる事態が頻発している「FANG+」との違い
・今後の入れ替え候補銘柄とその動向
・定期リバランスで「売られた銘柄」「買われた銘柄」
資産形成ジャーナルでは、今回のリバランスについて「結果報告」だけではなく、最新の時価総額順位やFANG+との比較を交えながら整理します。
2026年6月は銘柄入れ替えなし
2026年6月の定期見直しにおいて、時価総額ランキングで13位以内を維持したことにより入れ替えはありませんでした。
◆投資候補銘柄群の時価総額順位(2026年6月)

引用元:ファンドレポート「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド<購入・換金手数料なし>【愛称:メガ10】 構成銘柄の見直し・リバランスのご報告(2026年6月)」
ビザ・マスターカードの金融銘柄2社が揃って10位圏外に陥落しました。
代わりに9位10位に入ってきたのは、マイクロン・AMDの情報技術銘柄です。
メガ10のルールでは「既存銘柄は13位以内であれば残留できる」という規定があり、その暫定ルールにより入れ替えは回避されています。
前回ランキングとの比較
前回3月と比べて、6月はランキング順位には重要な変動がありました。
◆前回ランキングとの比較(黒字がメガ10構成銘柄)
| 順位 | 2026年6月(今回) | 2026年3月(前回) |
|---|---|---|
| 1 | エヌビディア | エヌビディア |
| 2 | マイクロソフト | マイクロソフト |
| 3 | アマゾン・ドット・コム | アマゾン・ドット・コム |
| 4 | アルファベット | アルファベット |
| 5 | ブロードコム | メタ・プラットフォームズ |
| 6 | メタ・プラットフォームズ | ブロードコム |
| 7 | テスラ | テスラ |
| 8 | イーライリリー | イーライリリー |
| 9 | マイクロン・テクノロジー | ビザ |
| 10 | アドバンスト・マイクロ・デバイセズ | マスターカード |
| 11 | ビザ | マイクロン・テクノロジー |
| 12 | マスターカード | ネットフリックス |
| 13 | ネットフリックス | アドバンスト・マイクロ・デバイセズ |
| 14 | オラクル | パランティア・テクノロジーズ |
| 15 | パランティア・テクノロジーズ | RTX |
2026年3月時点では、構成銘柄10社がランキング10位までを綺麗に独占していましたが、今回の6月ランキングでは9位・10位に「マイクロン」と「AMD」が急上昇し、既存の「ビザ」「マスターカード」が10位圏外となりました。
イーライリリーまでの上位陣では、5位・6位のメタとブロードコムが入れ替わっただけで、大きな変化はありません。
✅2025年12月のメガ10リバランスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

FANG+との比較
メガ10と同じくハイテク銘柄10社に均等投資するFANG+(ファングプラス)のランキング変動と比較すると、それでもメガ10の安定感が際立ちます。
◆FANG+ 指標スコアランキング
(太字がFANG+構成銘柄)

FANG+は3月に、マイクロンを新規採用し、クラウドストライクが除外となりました。
マイクロンは、アップラビンとAMDを抜いてランキング4位に躍進、クラウドストライクは12位まで転落しています。
FANG+は、時価総額や売上高成長率など4つの指標によりこのようなランキングを作成しています。
基本的に上位4社を採用するものの、既存銘柄が10位圏外にならないと入れ替えは発生しません。
2024年12月で既に3位になっていたパランティアですが、実際に入れ替えとなったのは2025年12月です。パランティア以外に、アップラビンも既存銘柄より上位のポジションで安定しています。
このランキングの上位4社が、FANG+が本来「採用したい」銘柄であると考えると、実際の構成銘柄とは大きく乖離する期間もあります。
✅FANG+の入れ替えルールや今後の入れ替え予想についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

入れ替えタイミングと候補銘柄
ここではメガ10構成銘柄の実際の時価総額から、今後の入れ替えの可能性や候補銘柄について考えます。
【最新】メガ10構成銘柄の時価総額
◆2026年6月13日時点の時価総額ランキング
(太字がメガ10既存銘柄)
| 銘柄名 | 時価総額(百万ドル) |
| エヌビディア | 4,965,598 |
| Microsoft | 2,902,587 |
| Amazon | 2,566,108 |
| アルファベット | 1,964,607 |
| ブロードコム | 1,817,729 |
| テスラ | 1,526,439 |
| メタ | 1,439,235 |
| マイクロン | 1,106,995 |
| イーライリリー | 1,066,861 |
| AMD | 834,166 |
| ビザ | 607,197 |
| オラクル | 529,451 |
| マスターカード | 432,788 |
| ネットフリックス | 338,296 |
| パランティア | 306,832 |
メガ10のランキング時点から、マイクロンはさらに上昇して、なんとイーライリリーを抜いています。
新規採用の候補銘柄3社
時価総額ランキングを見ると、今後の見直しで「メガ10」構成銘柄となりうる有力候補は、現時点では3社です。
・マイクロン(fang+)
・AMD
・オラクル
この中でも特に、入れ替え発生した場合にまずはマイクロンが採用となりそうです。
もし2銘柄の入れ替えとなれば、次の候補はAMDとオラクルになります。
FANG+とメガ10の差別化という意味では、既に10社中6社が重複している中で、さらにマイクロンが採用されても面白味は薄れるかもしれません。

今後の入れ替え発生見込み|ポイントは「既存銘柄の陥落」
今後の入れ替えを考えるにあたって注目したいのが、既存銘柄が『13位以内を守れるかどうか』です。
メガ10において、実際に銘柄の入れ替えが発生するためには、マイクロンのように候補銘柄1社が上位に食い込むだけでは不十分です。
結論から言えば「3社が同時に上位を脅かし、既存銘柄のうち1社を14位以下まで押し出す」という状況が必要になります。
6月13日時点の時価総額を見る限り、マスターカードはあと1社に抜かれると除外となってしまうため崖っぷちです。
9月のリバランス時には、マスターカードとマイクロンの入れ替えが発生する可能性は十分にあります。
一方、11位のビザがあと3社に抜かれるまでには、時価総額が3割下がっても耐えられるほど余裕があります。
もう1つの入れ替え理由として、既存銘柄が『成長性の評価基準を満たさなくなり、投資候補銘柄群から除外される』ケースも考えられます。
この点は6月のレポートで触れられておらず、現時点では可能性が低いと考えられます。

リバランスで「買われた銘柄」と「売られた銘柄」
銘柄の入れ替えこそありませんでしたが、各銘柄の比率を再び10%ずつに均等化する「リバランス」は実施されました。
◆5月末時点の各銘柄の構成比率

引用元:ニッセイアセットマネジメント株式会社 月次レポート
10社の構成比率が12.7%から8.2%までと銘柄間で開きが出ています。
これに対して『下位の銘柄を買い増し・上位の銘柄を売却』することで、全体を10社10%ずつの均等比率に戻していきます。
実務的には、売却コスト(手数料や税金)を最小限に抑えるため『下位銘柄の買い増し』を優先して行い、それでも比率を下げきれない部分について『上位銘柄の利確』が実施されます。
今回、比率が低下していたマスターカードやメタ、ビザは、リバランスによって重点的に買い増しされました。これは出遅れていた銘柄を『安値で仕込んだ』状態であることを意味します。
もしこれらの銘柄が本来の株価へと回復すれば、メガ10全体のリターン押し上げる効果はリバランス前よりも大きくなります。
この点こそ、均等配分型と時価総額加重平均型の決定的な違いです。
まとめ|2026年6月のメガ10のリバランス
2026年6月に実施されたメガ10の定期見直しでは、時価総額順位の10位までに入れ替わりはあったものの、既存銘柄が13位以内を守り銘柄の入替は行われませんでした。
時価総額を詳細にみると、マスターカードを除く9社は入れ替え可能性はまだまだ低いといえます。
今後の見どころとしてFANG+との差別化も挙げられます。
重複銘柄がさらに増えるのか、あるいはメガ10の独自ポートフォリオを維持できるのか注目です。
メガ10の「構成銘柄の安定感」や「FANG+との差別化」について、今後も観察していきたいと思います。

【重要事項】 当記事は、各投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。
