eMAXIS 日経半導体株インデックスとは!全30銘柄の一覧と選定基準

eMAXIS 日経半導体株インデックスとは!全30銘柄の一覧と選定基準 インデックス投資
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✅この記事の結論
  • eMAXIS日経半導体株インデックスは、日本の半導体30銘柄に分散投資できる投資信託
  • 入れ替えは毎年11月で、2025年はキオクシアとJX金属を新規採用
  • 構成銘柄全30銘柄の一覧を掲載
  • 30銘柄に分散しても、半導体セクター自体の値動きが大きく、集中投資はハイリスク

AIの進化や次世代テクノロジーの普及に伴い、爆発的な成長を続ける半導体セクター。
ここ数年は米国市場も日本市場も、この半導体銘柄の動向に大きく左右されています。

連日上昇が続いていると、「この成長に乗り資産を増やしたい」と感じる一方で、急落する様子を目の当たりにし🔎ボラティリティの大きさを恐ろしいと感じる、そんな人も多いのではないでしょうか。

さらに日本市場においては、主要な半導体銘柄には数百万単位の資金が必要な🔎「値嵩株」が多く、この点も参入のハードルとなっています。

そこで有力な選択肢となるのが、日本の主要な半導体関連銘柄にまとめて投資できる「eMAXIS 日経半導体株インデックス」です。

この記事では「eMAXIS 日経半導体株インデックス」の仕組みや構成銘柄、注意点など、投資をする前に押さえておきたいポイントを解説します。

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eMAXIS 日経半導体株インデックスとは

「eMAXIS 日経半導体株インデックス」は、日経半導体株指数を通じて、日本の主要な半導体関連企業にまとめて投資することができるインデックスファンドです。

まずはファンドの基本情報を確認します。

項目内容
ファンド名eMAXIS 日経半導体株インデックス
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
信託設定日2024年7月12日
信託報酬年率0.297%(税込)
構成銘柄数30銘柄
銘柄入れ替え毎年11月(年1回)
投資比率時価総額加重平均(キャップあり)
NISA対応成長投資枠のみ対象

「eMAXIS」ブランドですが、いわゆる超低コストの「Slim」シリーズとは異なります。
信託報酬は年率0.297%(税込)となっていて、人気のオルカン等と比べると少しコストがかかる点には留意が必要です。

しかし、特定のテーマに絞った「テーマ型ファンド」全体で見渡すと、この年率0.297%(税込)という信託報酬は十分に割安な水準に抑えられています。

また、NISA制度では現時点で「つみたて投資枠」の対象には入っていませんが、「成長投資枠」を利用して購入することができます。

銘柄選定基準と構成銘柄

ここでは「eMAXIS 日経半導体株インデックス」がベンチマークとする、日経半導体株指数の銘柄選定基準や構成銘柄を確認します。

日経半導体株指数の銘柄選定基準

日経半導体株指数は以下の基準で投資先となる30銘柄を選定します。

①対象企業の抽出
東京証券取引所に上場する銘柄のうち、日経NEEDSの業種分類(電子材料、製造装置、半導体本体、シリコンウエハー等)に該当する企業や、関連事業の売上比率が10%以上かつマーケットシェアが高い企業を対象とします。

②スクリーニング(足切りライン)
原則として「時価総額200億円以上かつ直近1年間の1日平均売買代金5000万円以上」の基準が適用されます。
前年度から継続して採用されている銘柄については、「時価総額100億円以上かつ売買代金2500万円以上」へと条件が緩和されます。

③基準日におけるランキングと優先順位の適用
毎年10月の最終営業日を基準日とし、対象企業の時価総額ランキングを算出します。
そこから選定にあたって①「10位以内の銘柄」、②「現在採用銘柄で35位以内の銘柄」、③「その他銘柄」という優先順位に基づいて上位から高順位の銘柄が選ばれます。

上記のプロセスを経て30銘柄が選定されます。
注意点として、既存銘柄は残留条件が緩和されているため、常に上位30銘柄が選ばれるわけではありません。

◆新たな銘柄が採用されるには、下記いずれかが必要とされます。
 ・既存銘柄が足切りラインを満たさず対象から除外される
 ・新規銘柄がランキング10位以内に入る
 ・現在採用銘柄を35位圏外に押し出す

銘柄入れ替えの履歴

構成銘柄の入れ替えは年に1回、11月に行われる可能性があります。
前回2025年11月の定期入れ替えでは以下の変更が実施されました。

・新規採用(2銘柄): キオクシアホールディングス、JX金属
・除外(2銘柄): 東京エレクトロンデバイス、サンケン電気

日経半導体株指数の銘柄定期入れ替えについて

キオクシアが指数採用された2025年11月末時点、株価は9,000円台となっていて、その後の急上昇を考えると素晴らしい採用タイミングとなりました。

日経半導体株指数の構成銘柄一覧

日経半導体株指数に採用されている全30銘柄の構成一覧は以下の通りです。

キオクシアホールディングス(電気機器)トクヤマ(化学)
東京エレクトロン(電気機器)住友ベークライト(化学)
アドバンテスト(電気機器)デクセリアルズ(化学)
ルネサスエレクトロニクス(電気機器)太陽ホールディングス(化学)
レーザーテック(電気機器)ADEKA(化学)
KOKUSAI ELECTRIC(電気機器)日本化薬(化学)
SCREENホールディングス(電気機器)ディスコ(精密機器)
ソシオネクスト(電気機器)HOYA(精密機器)
ソニーグループ(電気機器)東京精密(精密機器)
ローム(電気機器)ローツェ(機械)
アルバック(電気機器)TOWA(機械)
フェローテック(電気機器)JX金属(非鉄金属)
信越化学工業(化学)SUMCO(金属製品)
東京応化工業(化学)マクニカホールディングス(卸売業)
日産化学(化学)加賀電子(卸売業)

東証に上場する主要な半導体製造装置、素材、電子部品などの代表的な企業が網羅されています。

上位10銘柄の構成比率と「15%キャップ」

日経半導体株指数は、時価総額ウエート方式を採用しているため、時価総額の特に大きい銘柄(東京エレクトロンやアドバンテスト、キオクシア等)が上位の構成比率を高く占める傾向があります。

ここで重要となるのが、特定の企業に指数が過度に依存するのを防ぐ🔎キャップの仕組みです。

定期見直し時において1銘柄あたりの構成比率が原則として15%(主力事業が半導体関連ではない兼業企業は5%)を超える場合、15%以内に収まるようウエートが調整されるルールになっています。

2026年8月31日時点の、組入上位銘柄の構成比率は以下の通りです。

「eMAXIS 日経半導体株インデックス」上位10銘柄の構成比率|キオクシア・東京エレクトロン・アドバンテスト

画像出典:eMAXIS 日経半導体株インデックス 月次レポート

首位のキオクシアホールディングスは27.5%と突出した比率になっていますが、これは2025年11月の定期リバランス以降の株価上昇によって、比率が大きく拡大したためです。

次回2026年11月の定期リバランスの際には、キャップによって構成比率が15%以内になるように調整されます。

現状27.5%まで比率が膨らんでいるキオクシアは、キャップである15%へと引き下げるために、11月末にリバランス売りが発生する可能性があります。
逆に他の構成銘柄には、キオクシアの比率を引き下げる分の資金配分や買い付けが向かうことになります。

投資判断のポイントと注意点

ここまで日経半導体株指数の仕組みや銘柄構成について見てきました。
最後に、投資を検討する際の注意点やポイントをまとめます。

  • セクター特化による高いボラティリティ
    30銘柄に分散されているとはいえ、投資対象はあくまで半導体セクターに限定されます。
    日経平均株価やTOPIXといった指数に比べて、ボラティリティは非常に高くなります。
  • 海外市場や他指数への強い連動性
    個別企業の実績だけではなく、米国のSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)や韓国KOSPIなど、海外の半導体市場や主要銘柄の値動きに大きく左右されます。
  • マイルドな選択肢としての「日経平均株価」
    「半導体の成長を取り込みつつも、値動きはマイルドに抑えたい」という目線であれば、日経平均株価自体に投資する選択肢も十分に有力です。
    東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連銘柄の寄与度は小さくないため、日本市場全体に分散投資しながらも、半導体セクターの成長の一部を取り込むことができます。

その一方で、キオクシアや東京エレクトロンといった、1単元あたり数百万円もの資金が必要になる値嵩株へ直接数百万を投じるような個別株投資と比べれば、30銘柄へ手軽に分散でき、プロの管理するルールで運用される本指数は、圧倒的にリスクを抑えた投資が可能になるというメリットを持っています。

米国の半導体指数である「SOX指数」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

SOX指数とは|特徴と半導体30社の構成銘柄一覧
【2026年7月】SOX指数(フィラデルフィラ半導体株指数)は、エヌビディア・ブロードコム・マイクロンなど、米国の半導体企業30社で構成される「半導体セクターの代表指数」です。直近3月には定期リバランスが実施され、構成比率の調整が行われました。本記事では、SOX指数の仕組み・特徴・構成銘柄・比率を詳しく解説。さらに他の人気投信との比較も行い、半導体投資の判断に役立つ情報を整理しています。

まとめ|半導体株の調整局面で「押し目買い」となるか

半導体セクターは2026年6月の高値から大きく調整し、現在は下落が落ち着きを見せていて、「押し目買い」を検討したい局面といえます。

しかしながら、1単元あたり数百万円もの資金が必要な「値嵩株」が多く、さらに値動きも激しいことから、個別株投資はハードルが高いと感じる方も少なくないはずです。

そうした中で「eMAXIS 日経半導体株インデックス」は、日本の主要な半導体関連30銘柄に少額から分散投資できる現実的な選択肢となります。

一方で、海外市場の動向を強く受けるため、ボラティリティの激しさには注意が必要です。
集中投資はハイリスクとなるため、ポートフォリオ全体における組入比率を考えながら慎重に投資判断してください。

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【重要事項】 当記事は、各投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。

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