楽天SCHDとSBI・SCHDは本家とどこまで連動する?分配金のタイミングとズレを解説

インデックス投資
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✅この記事の結論
  • 【8/25速報】楽天SCHD分配金は95円に決定!
  • 日本版SCHD(楽天SCHDとSBI・SCHD)は、いずれも本家SCHDを投資対象としており、長期的な分配金の方向性は連動する
  • そのため日本版の分配金は、いくらかになるか事前に予想できる
  • ただし、分配金の金額や支払タイミングは本家と完全には一致しない
  • 短期の分配金額に一喜一憂せず、年単位での推移を見ることが重要

高配当ETFとして人気の『SCHD』(Schwab US Dividend Equity ETF)。
日本でも、この本家SCHDに連動する「楽天SCHD」や「SBI・SCHD」といった投資信託が登場し注目を集めています。

本家SCHDの分配金推移や増配実績が、日本版SCHDにもそのまま反映されるのか、仕組みが気になる人も多いでしょう。

結論から言うと、楽天SCHDとSBI・SCHDはいずれも本家SCHDを投資対象としており、長期的な方向性は連動します。そのため本家SCHDの分配金が公表されたタイミングで、いくらになるかはある程度予想できます。

しかし完全に一致するわけではなく、分配金のタイミングや金額にはズレが生じる点に注意が必要です。

この記事では、日本版SCHDとも言える「楽天SCHD」と「SBI・SCHD」が本家SCHDとどのように連動するのかについて、分配金の反映タイミングやズレが生じる理由を中心に解説します。

本家SCHDの分配金推移や、日本版SCHDの課税や手取り額については以下の記事で詳しくまとめています。
✅SCHDの分配金推移と増配率|楽天・SBIへの連動性と税金の注意点

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本家SCHDと「楽天SCHD」「SBI・SCHD」の関係

本家SCHDは、米国に上場する高配当ETF『Schwab US Dividend Equity ETF』(ティッカー:SCHD)です。
分配金は年4回(3月・6月・9月・12月)、米ドルで支払われています。

日本からではこのETFを直接購入できないため、本家SCHDを投資対象とする連動型投資信託を購入することで、間接的に投資します。
その連動投資信託が以下の2本です。

①楽天SCHD
楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)

②SBI・SCHD
正式名称:SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)

日々の値動きや分配金の増減、方向性は、基本的に本家SCHDに連動します。

なぜ楽天SCHD、SBI・SCHDの分配金は本家SCHDとズレるのか

楽天SCHDやSBI・SCHDは、本家SCHDを投資対象としており、分配金の増減や方向性は基本的に連動します。

ただし、分配金額や支払タイミングが本家SCHDと完全に一致するわけではありません。実際にはいくつかの要因によって「ズレ」が生じます。

ここでは日本版SCHDと本家SCHDの分配金に違いが出る理由を、次の3つのポイントに分けて解説します。

決算月と分配金のタイミングの違い

本家SCHDの分配金は、楽天SCHDやSBI・SCHDの分配金の原資となります。本家SCHDの分配金支払月は3月・6月・9月・12月の年4回です。

これに対して日本で販売されている連動型投資信託では、決算月の違いによって、分配金が反映されるタイミングにズレが生じます。

本家分配金
(ドル建)
楽天SCHD
分配金
SBI・SCHD
分配金
備考
2024年12月 0.2645 2025年2月 85円 ー 楽天の初回分配金(本家から2ヶ月遅れ)
2025年3月 0.2488 2025年5月 70円 2025年6月 62円 SBIの初回分配金(本家から3ヶ月遅れ)
2025年6月 0.2602 2025年8月 80円 ー SBIは決算日変更で、次回分配金に含む
2025年9月 0.2604 2025年11月 85円 2025年9月 85円 SBIは本家分配金からのタイムラグが解消
2025年12月 0.2782 2026年2月 90円 2025年12月 90円 楽天は本家から2ヶ月遅れ、SBIは当月

楽天SCHDは、本家SCHDの分配金から約2ヶ月遅れで分配金が支払われます。
そのため、本家の3月分配金は5月、6月分は8月といった形で反映されます。

SBI・SCHDは当初、本家SCHDから約3ヶ月遅れで分配していましたが、決算日を月末に変更したことで、現在は本家と同じ月に分配金が支払われる仕組みとなりました。

このように、分配金の原資は同じでも、決算月の違いによって反映タイミングが異なる点が、
本家SCHDと日本版SCHDのズレとして現れます。

2025年12月29日にSBI・SCHDの12月度分配金が90円と発表されました。
本家SCHDの増配率を踏まえると、次回分配金は90円前後になると考えられていたため、本家SCHDの分配金動向と大きく乖離する結果ではありませんでした。
✅「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」第3回分配金90円のお知らせ

為替レートの影響で分配金額が変わる

本家SCHDの分配金はもちろん米ドル建てで、楽天SCHDやSBI・SCHDの分配金は、この米ドル建ての分配金を円に換算したうえで払い出されます。

そのため分配金額は為替レートの影響を受けます。
円安の局面では円換算後の分配金は増えやすく、逆に円高の局面では分配金が抑えられるイメージです。

本家SCHDで分配金が確定した後、日本版SCHDで実際に分配金が支払われるまでの期間中に為替レートが変動することで、日本版SCHDの円換算された分配金額に影響を与えることになります。

このため、本家SCHDが増配している年であっても、為替の動き次第では、日本版SCHDの分配金が想定より伸びないと感じるケースもあります。

ファンド内の調整で、分配金額は変わってくる

日本版SCHDは、本家SCHDの分配金額を、単に円換算しただけで機械的に分配するわけではありません。

分配金を支払う際には、ファンド内で以下のような調整が行われることがあります。

・構成銘柄の入れ替えに伴う損益
・次回以降の分配に備えた内部留保

楽天SCHDとSBI・SCHDはいずれも本家SCHDへの連動を目指していますが、「分配金をどの程度内部留保するか」、「為替や売買に伴う損益をどのタイミングで分配に反映させるか」といった判断は、それぞれの運用会社に委ねられています。

このような分配方針の違いは、楽天SCHDとSBI・SCHDの特徴や差が現れやすい部分でもあります。

そのため、短期的な分配金額だけで優劣を判断するのではなく、複数回の分配を通じた傾向を見ながら、今後の方向性を確認していくことが重要です。

まとめ|日本版SCHDの分配金は「連動するが完全一致ではない」

楽天SCHD、SBI・SCHDは、いずれも同じ高配当ETFを投資対象としており、分配金の増減や方向性は基本的に本家SCHDに連動します。

一方で、日本版SCHDの分配金は、本家SCHDの分配金をそのまま円換算して機械的に支払うものではなく、為替や売買損益、内部留保などを考慮したうえで調整されます。

そのため、分配金額や増配のタイミングは、本家SCHDと完全に一致しない場合があり、楽天SCHDとSBI・SCHDの間でも差が生じる可能性があります。

本家SCHDの分配金推移を理解したうえで日本版SCHDを見ることで、分配金の見通しや期待値を、より現実的に捉えられるようになるでしょう。

【楽天SCHD】分配金込み実績をS&P500と比較|差が出た理由は?
分配金が魅力の「楽天SCHD」ですが、この1年間は物足りない実績となっています。「持ち続けるべきか、売るべきか」と迷う保有者も多いでしょう。この記事では、楽天SCHDとS&P500の分配金込み実績について月次レポートをもとに比較し、成績に差が出た最大の原因を解説します。投資判断の参考にしてください。

【重要事項】 当記事は、楽天SCHDの分配金に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の分配金実績は将来の分配金を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。

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