【楽天株主優待2026】無料SIMの使い方&注意点|月額0円で通信費を節約!

節約術
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この記事の結論
  • 優待SIMにデータ量を肩代わりさせて、毎月 1,000円~3,000円の通信費を節約可能
  • 12/12(金)、2026年分も株主優待継続決定!|ただし条件は追加
  • 権利確定日(12月末)時点で100株保有すると、30GB/月が6ヶ月無料
  • 売却せずに継続保有すれば、12ヶ月無料に延長
  • 今後も優待廃止や改悪に注意|2027年分もさらに条件追加か?

楽天の株主優待で提供される無料のSIMカードをご存知でしょうか?このSIMは月額無料で音声+データ通信30GBを、6ヶ月間もしくは12ヶ月間利用できます。

筆者は2024年12月にこの優待の権利を取得し、2025年6月に優待SIMカードが届きました。現在は、実際にiPhoneで副回線として活用しています。

本記事では、楽天株主優待の無料SIMの活用方法・データ量の確認方法・注意点などわかりやすく解説します。

2026年の利用を検討したい方や、筆者同様に今年から通信費を節約したい方は、ぜひ参考にしてください。

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楽天株主優待とは?

楽天グループ(証券コード:4755)の株主優待は、楽天モバイル回線の音声+データ通信(30GB/月)が最大1年間無料、つまり「無料SIMカード」が特典として提供されるものです。

楽天グループ株式会社コーポレートサイト:株主優待制度

優待の概要と対象者

株主優待の対象者は、2025年12月末時点の株主名簿に記載された、1単元以上を保有する株主です。

つまり権利確定日の2025年12月26日時点で、楽天グループの株式100株を保有していれば、2026年に優待SIMが配布される対象になります。

ただし、12月の権利確定日以降に売却してしまうと、優待の有効期間が6ヶ月になってしまいます。延長して12ヶ月無料で利用するためには、100株を6月末まで保有し続けることが条件です。

図1:株式保有状況と継続特典適用イメージ
引用元:楽天グループ 第29期 株主優待制度に関するお知らせ

2025年12月26日(金)に株主になっておけば、まずは6ヶ月無料が確定します。
昨年はすぐに売却しても問題ありませんでしたが、さらに6ヶ月延長するためには最低100株を、売却せずに継続保有しましょう。

優待SIMのメリット

楽天株主優待の無料SIMは、月額基本料金が無料で利用できるSIMカードです。

楽天モバイルのネットワークを利用しており、国内でのデータ通信や通話が可能です。契約期間の縛りや解約手数料はなく、自由に利用や解約ができます。

SIMは物理SIMまたはeSIMを選択でき、対応端末であればデュアルSIM運用も可能です。

優待SIMでできないこと

便利な優待SIMですが、利用上の制限があります。

まず、他社からの電話番号を引き継ぐMNP(携帯番号ポータビリティ)は利用できません。優待期間が終わったときもMNPで解約することはできません。

株主優待SIMの電話番号は「株主優待を利用している期間限定の電話番号」ということになります。

さらに、楽天市場の買い物で受けられるポイントアップ(スーパーポイントアッププログラム・SPU)の対象外となるため『楽天モバイル契約者』のポイント倍率の恩恵を受けることはできません。

これらの制限を理解した上で利用しましょう。

優待権利に必要な投資額

優待SIMを受け取るためには楽天グループの株を最低100株保有することが条件です。

最近の株価をもとにすると投資額は9万円から10万円の間となっています。

比較的少額の投資で優待の権利を得られるため、通信費の節約を考えている方にとっては手軽な選択肢と言えるでしょう。

この優待SIMでいくら節約できるかは人によりますが、10万円の投資に対して、もし2万円節約できれば優待利回り20%となり破格の水準です。

優待SIMの活用方法

権利付き最終日から翌営業日まで100株以上を保有していれば「6ヶ月間の優待」対象ですが、翌営業日が権利落ち日となり、理論的には株主優待分の株価が下落する可能性があるため注意が必要です。

2025年12月は、12月26日(金)が権利確定日、12月29日(月)が権利落ち日です。
12月26日までに100株購入して保有していれば、優待の対象です。

ただ、優待期間を12ヶ月に延長するために売却できなくなったので、権利落ち日の下落は限定的かもしれません。(そうなると2026年6月末に、下落の可能性がありますが)

優待SIMの特徴や制限を踏まえると、優待SIMは主回線の通信費節約を目的とした副回線利用に最適です。

iPhoneなどのデュアルSIM対応端末で副回線として設定し、主回線のデータ通信量を抑えます。

楽天モバイルの「最強プラン」など、データ通信量に応じて月額料金が変動するプランを契約している場合、優待SIMを併用してデータ通信を分散させることで、主回線の月額料金を安くできますね。

このように、優待SIMは“コスパの高い副回線”として、日常の通信費を大きく削減するお金のツールになります。

【iPhone対応】優待SIMの設定手順と使い方

具体的には以下のステップで、優待SIMを活用して主回線のデータ通信量を抑えます。

  1. デュアルSIM対応の端末に設定する
    物理SIMでもeSIMでも構いませんが、まずはお手持ちのスマホにメインSIMと優待SIMの2つを入れます。iPhoneなど最近のスマホはほとんどがデュアルSIMに対応しています。
  2. データ通信を副回線(優待SIM)に設定
    スマホの設定で、データ通信を優待SIM(副回線)に設定します。これにより、データ通信の利用を優待SIM側にできます。
    ※iPhoneであれば、設定⇒モバイル通信⇒モバイルデータ通信⇒優待SIMを選択
  3. 毎月30GBまで通信を利用
    優待SIMには30GBのデータ通信容量があります。この範囲内でインターネットやアプリを利用できます。
  4. データ通信量を使い切るまで使う
    30GBがなくなるまで副回線で通信を行い、月末まで30GBで足りれば節約効果が最大化します。
  5. 使い切ったら主回線に切り替え
    通信容量が上限に達したら、月末までは主回線に切り替えて通信を継続しましょう。通信切れを防ぎつつ料金を抑えられます。

もしくはサブ端末を用意して、メイン端末とデータ通信用端末の2台で活用する方法でも効果的です。

また、優待SIMのデータ使用量で、テザリングで他端末を繋いで使用することもできます。

主回線はデータ通信量が少ないプランで
このような利用方法であれば、楽天モバイルなどのデータ通信量に応じて月額料金が安くなるプラン
もしくは日本通信やLINEMOなどのデータ通信量が少なく月額料金が安いプランと相性抜群です。

毎月10GB~50GB使うような人は、楽天モバイル最強プランを契約し、主回線のデータ使用量を20GB以内・3GB以内を目指すのも良いですね。

データ使用量(ギガ数)の確認方法

楽天の優待SIM側では、月間30GBのうちどのぐらい使ったかを確認するツールはありません。ある日30GBを使い切ったらいきなり速度制限がかかることになります。

それでは不便!という人はスマホ側の機能で確認しましょう。

iPhoneであれば設定の『モバイル通信』で、用途ごとの使用量と合計使用量を参照できます。

前回のリセット以降のデータ使用量が累積表示されますので、画面1番下の『統計情報のリセット』で、月初にリセットしておくと見やすいでしょう。

iPhone データ量の確認方法

優待SIMはいつからいつまで?利用開始基準日と終了予定日

2025年のケースでは、6月頃に『SIM開通のお知らせ』というメールが届き、利用開始になりました。
その中で

利用開始基準日:2025-08-01
利用終了予定日:2026-07-31

といった記載があります。

6月に利用開始した場合はいつまで無料になるのか、問い合わせてみました。

【株主優待事務局の回答メール】

『ご利用開始された日から2026年7月31日まで』使えるということで、最大で2025年6月~2026年7月まで、実質14ヶ月無料になりました。

2026年も同様であれば、初めての方はフライングで6月に利用開始できる可能性があります。

電話番号を引き継ぎたい!優待SIMの継続利用

2025年の優待SIMは、前年と同じ「株主番号」で申し込むことで、電話番号を継続利用できる仕組みとなっていました。

株主番号が変わっていなければ、2026年の優待SIMでも電話番号継続の”可能性”があるため、以下の点を覚えておきましょう。

■株主番号を維持するためのポイント

  • 12月末だけでなく6月末の「基準日」にも100株以上を保有しておくこと
  • 証券口座を変えずに同じ名義で保有していること

制度に変更がなければ、2025年6月末にも保有していた株主は、優待SIMの電話番号を引き継げることになります。

次回2027年の株主優待はどうなる!?

株主優待制度自体は毎年見直される可能性があります。
株主優待の有無について、2025年分は2024年12月6日(金)に、2026年分は2025年12月12日(金)に発表されています。

2026年分は大きな変更はなかったものの、優待期間を12ヶ月に延長するために継続保有が必要という条件が追加されました。

あくまで予想ですが、2027年分は「2026年12月末時点で1年間継続保有」「300株以上保有」など、条件が増えるかもしれません。
発表は2026年12月11日(金)頃になりそうですね。

株主優待の変更・終了や、それに伴う株価の変動リスクには十分にご注意ください。


まとめ|楽天株主優待SIMは節約効果大!

このように楽天の株主優待でもらえる「無料SIM」は、通信費の節約に大いに役立ちます。

もし電話番号にこだわりがなければそれだけで生活することもできますし、メインの電話番号を手放せない人も、副回線としてデュアルSIM運用すれば月額料金を抑えることが可能です。

来年の優待SIMを検討している方も、活用方法のイメージが湧いたのではないでしょうか。
今後の株価にもよりますが、お得度は高いと言えます。
(2025年12月現在、株価は900円台で推移しています)

特徴や注意点をしっかり押さえて、優待SIMを節約にフル活用しましょう。

【重要事項】本記事は楽天グループ株主優待の無料SIMに関する情報を提供していますが、投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。株式投資には価格変動リスクが伴い、元本割れの可能性もあります。また、優待内容や条件は企業の都合で変更・廃止されることがあります。最新情報の確認と、ご自身の資産状況や投資目的を十分に考慮のうえ、慎重に判断してください。

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