メガ10とFANG+、どっちがいい?|構成銘柄・手数料・違いを比較!

資産運用・投資
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この記事の結論
  • 共通点:成長性の高い10社に均等投資で集中。10社中6社は共通。
  • 構成銘柄の違い:4社が異なり、メガ10は入れ替えルールが明確。
  • 実績の比較:FANG+は過去の高リターン実績、メガ10は後出しの参考データ。
  • 投資の特徴:低コストとルール重視ならメガ10、値動きの大きさと実績重視ならFANG+。
  • 投資判断:現時点では優劣は断定できず、様子見、またはポートフォリオの一部で少額検討が無難。

※この記事は、メガ10の販売開始当初に書いた内容をベースに、現在の運用実績や評判を踏まえて加筆・更新しています。

「メガ10とFANG+、結局どっちがいいの?」
「成長性やリスクの違いを理解したうえで、どう選ぶべき?」

ニッセイアセットマネジメントが運用する、
ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド<購入・換金手数料なし>(愛称:メガ10)」は、米国の大型グロース株10社に均等投資するインデックスファンドです。

構成銘柄は人気のFANG+(ファングプラス)と似ている点も多く「FANG+の代替になるのか?」「どちらを選ぶべきか?」と迷う人も多いでしょう。

この記事では、構成銘柄・選定ルール・コスト・実績(バックテスト)など整理しながら、メガ10とFANG+の違いと、現時点での考え方を初心者にもわかりやすく解説します。

「メガ10」の2025年12月リバランスについては、✅メガ10インデックスの定期見直しの記事で解説します。

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メガ10インデックスとは?|ニッセイの新ファンド概要

まずは比較の前提として、メガ10インデックスの基本的な仕組みを整理します。

「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド<購入・換金手数料なし>(愛称:メガ10)」は、2025年11月に設定された米国の大型グロース株10社に均等投資するインデックスファンドで、
FANG+と同様に高成長企業への集中投資を特徴としています。

米国上場の『超大型グロース株』10銘柄に等金額で投資することを基本方針として設計されています。

概要は以下の通りです。

  • 購入・換金手数料なし:購入時・換金時の手数料、信託財産留保額はなし
  • 信託報酬:年率0.385%と比較的低コストな水準
  • 為替ヘッジなし:原則として円為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受ける
  • 年4回リバランス(3月・6月・9月・12月):構成銘柄の見直しが定期的に実施

FANG+の信託報酬(0.7755%)と比べて、0.385%はおよそ半分以下。この点は明確にメガ10の強みです。

※楽天証券・マネックス証券は設定日の11/4から、SBI証券は少し遅れて11/14から購入可能になっています

構成銘柄一覧|メガ10とFANG+の比較

メガ10とFANG+は似た指数に見えますが、「どの銘柄が含まれているか」に違いがあります。

特に注目すべきなのは、両者で異なる4銘柄です。この違いが、値動きの傾向やリスク、長期的なパフォーマンス差につながります。

以下では、メガ10の構成銘柄をFANG+の構成銘柄と比較します。

企業名業種概要FANG+採用
マイクロソフト情報技術人工知能やクラウド等の技術革新を通じて生産性向上に貢献するソフトウェア世界最大手。
エヌビディア情報技術機械学習、データセンター、ゲームおよび高性能ハードウェアに用いられるGPU(画像処理演算装置)を製造。
ブロードコム情報技術半導体およびインフラソフトウェア等の設計・開発・供給を行う。
アルファベットコミュニケーション・サービス世界最大の検索エンジンGoogleを傘下に持つ、デジタル広告業界の最大手。
メタ・プラットフォームズコミュニケーション・サービス人工知能と没入型テクノロジーの開発を通じて人々のつながりを構築する企業。
アマゾン・ドット・コム一般消費財・サービス小売事業やクラウドサービスの世界的なリーディングカンパニー。
テスラ一般消費財・サービス電気自動車や発電、蓄電製品の設計、製造、販売等を行う。×
ビザ金融世界最大規模の決済システムを提供する企業。×
マスターカード金融クレジットカード、デビットカード、決済システムなどを提供。×
イーライリリーヘルスケア医薬品の分野で開発・製造・販売を行う医薬品会社。×

FANG+と似た顔ぶれが並びますが、選定ルールにより4銘柄が異なります。
以下は、メガ10とFANG+で異なる4銘柄を整理したものです。

FANG+のみに含まれる銘柄メガ10のみに含まれる銘柄
アップル(Apple)テスラ(Tesla)
ネットフリックス(Netflix)ビザ(Visa)
クラウドストライク(CrowdStrike)マスターカード(Mastercard)
パランティア(Palantir Technologies)イーライリリー(Eli Lilly)

メガ10の構成銘柄選定

メガ10の構成銘柄の選定基準は、ファンドレポートで確認することができます。

構成銘柄の選定プロセス

引用元:ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド ファンドレポート

まず成長率で銘柄の候補を絞って、そのうち時価総額の上位10社に均等に投資をする選定ルールとなっています。

これにより、アップルは成長率の基準を満たさず、ネットフリックスは時価総額が足りないため、構成銘柄に含まれていません。

メガ10独自の特徴|分散と安定性

上記の選定ルールや運用方針により、メガ10には以下のような特徴があります。

  • 業種の制限がない
    情報技術に偏らず、金融・ヘルスケアなど他業種も対象となるため、分散効果が高いのが特徴です。
  • 成長性による足切り基準
    過去一定期間の成長率が基準を満たさない銘柄は対象外となります。「グロース株」であることが前提です。
  • 銘柄入れ替えとリバランス
    リバランスはFANG+と同様に年4回(3月・6月・9月・12月)実施されます。
    このときに順位が14位以下となった場合に入れ替えが行われます(13位までは据え置きです)。

このように、メガ10は「成長性」と「規模」を重視しながらも、業種分散と入れ替え基準によって安定性・柔軟性を高めた設計となっています。

パフォーマンス比較|過去5年間のメガ10とFANG+

ここではメガ10のパフォーマンスを見ていきます。

メガ10|パフォーマンスの推移

引用元:ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド ファンドレポート

2020年9月を起点とした過去5年間の試算データ(2025年9月時点)です。メガ10はS&P500やナスダック100を大きく上回るリターンを示しています。

さらにFANG+と比較しても、わずかですが上回るパフォーマンスであったことが確認できます。

ただし、メガ10インデックスは2025年11月に新設された指数のため、上記は過去データをもとに算出された参考値(バックテスト)です。
こうした指数は過去の実績を見て構成ルールを定めているため、そもそも「良い結果が出るように設計した」側面もあります。

したがって、これだけで「FANG+よりも優れている」とは判断するのは早計です。

FANG+とメガ10はどっちがいい?長期投資での選び方

ここからは両者の強みと弱点を比べてみましょう。

メガ10 vs FANG+|特徴と差のポイント

メガ10とFANG+の特徴を「コスト」「銘柄選定基準」「銘柄入れ替えの柔軟性」の3点で比較します。

  • 低コスト
    メガ10は信託報酬が0.385%と低く、長期運用ではコスト差がそのままリターンに直結します。
  • 銘柄選定基準
    成長率と時価総額をもとに採用銘柄を決定しており、大企業のみで構成される安心感があります。一方で、小型で急成長する企業を取り込めません。
  • 銘柄入れ替えの柔軟性
    メガ10は、構成銘柄が時価総額13位を下回った場合に入れ替えが行われる明確なルールがあります。
    FANG+は原則固定銘柄があり、将来も主要企業として残れるかは未知数です。

守りの観点ではメガ10の設計に安心感があると言えます。

銘柄構成と選定プロセスを見た印象

実際の構成銘柄を見ると、ビザとマスターカードが両方採用されている点は、業種の分散という観点ではやや偏りがある印象です。どちらも決済事業を主軸としており、10社中2社の事業モデルが、あまりに似通ってしまいました。

もう一点、メガ10は均等投資を維持するため、リバランスの際は時価総額が伸びた銘柄を売り、縮小した銘柄を買うことになります。この点は時価総額上位10社を選ぶ設計とやや矛盾している印象です。

筆者の考え|現状は様子見が妥当か

前提
コストで分散性にも配慮されたメガ10は、設計上は成長性と安定感の両立を目指した商品と言えます。長期投資を前提に考えると、手数料の安さはリターンに直結する大きな強みです。

筆者の考え
・実績のあるFANG+に対し、メガ10は後出しで構成ルールを定めた段階
・両ファンドは10社に均等投資で、銘柄の違いは4社のみ
 → 短期での比較は「個別株の値動きを比べている」状態
・ファンドの優劣を判断するには、銘柄入れ替えを含めた数年単位の実績が必要

そのため、投資する場合はポートフォリオの一部に留め、実運用でのパフォーマンスや銘柄入れ替えの動きを確認しながら判断するスタンスが現実的でしょう。

まとめ|メガ10とFANG+の違いは「コストと安定性」

2025年11月に設定された「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(愛称:メガ10)」は、人気の投資信託「iFreeNEXT FANG+インデックス」と比べると、以下のような特徴があります。

  • FANG+の半分程度の手数料
  • 成長性と時価総額の両方を重視
  • 業種の制限がなく分散効果が高め
  • 入れ替えルールが明確で柔軟

とにかく成長性を重視するならFANG+、大型グロース銘柄に集中投資しながらも「コストや安定性」を重視するならメガ10が有利と言えそうです。

両ファンドの特性と違いを理解したうえで、ポートフォリオを検討しましょう。

筆者も楽天証券で初日にメガ10を注文し、約定価格は9,942円でした。
購入タイミングで損を避けるため、米国株投資信託の約定日の基準価額の仕組みを理解しておくことをおすすめします。

【重要事項】 当記事は、各投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。記事内の内容や筆者の見解はあくまで個人的な意見であり、最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。

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