【2025年】人気投資信託の年間実績と4月下落を比較|オルカン・S&P500・FANG+

資産運用・投資
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✅この記事の結論
  • 2025年、人気のインデックス投資信託は全体的に好調で、オルカンをはじめ安定した実績となった
  • 4月には大きな下落があり、インデックス投資でも下落を想定した運用が重要
  • オルカンはリターンと下落耐性のバランスが良く、分散投資の強さをあらためて確認
  • FANG+やSOXなどの集中型インデックス投資は高い実績を出す一方、値動きが大きくリスクも高い

新NISA2年目である2025年、多くのインデックス投資家にとっては、十分なリターンを得られた年になりました。

一方で、4月には株式市場全体の大きな下落もあり「最終的にはプラスだが、途中では大きく下がった」という、株式投資らしいメリハリのある1年でした。

この記事では、人気の投資信託9本と、新規設定の1本を含めた計10本をピックアップして、年間のリターンや4月の下落局面について、比較しながら振り返っていきます。

本記事の騰落率は、各投資信託の「基準価額」をもとに算出しています。
そのため為替変動の影響や信託報酬(運用管理費用)を含んだ実績での比較となっています。

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比較対象の投資信託

今回は人気の高い投資信託を中心に、以下10本の投資信託の実績を比較します。

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  3. eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  4. eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
  5. eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  6. 楽天・プラス・NASDAQ-100
  7. 楽天・プラス・SOX
  8. iFreeNEXT FANG+
  9. Tracers S&P500トップ10
  10. ニッセイ・S米国グロース株式メガ10(11/4設定)

2025年 人気投資信託の年間実績まとめ

2025年の実績として、各投資信託の年間騰落率を比較します。
以下の表は、2024年末から2025年末の基準価額の上昇率の一覧です。

ファンド名2025年騰落率
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)+20.5%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+15.7%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)+20.3%
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)+28.4%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)+25.3%
楽天・プラス・NASDAQ-100+18.1%
楽天・プラス・SOX+38.8%
iFreeNEXT FANG++16.6%
Tracers S&P500トップ10+22.6%

最も高いリターンは半導体銘柄に集中投資する「SOX」で、38.8%上昇しています。
次いで日本国内の株式市場が好調で、日経平均は28.4%、TOPIXは25.3%の上昇となりました。

特筆すべきは全世界株式(オルカン)の実績で、米国市場に集中投資するS&P500やNASDAQ100を上回る結果となりました。

こうした優劣はあるものの、どの投資信託も全体的に上昇していて、王道インデックスに投資するだけで十分な成果が出る1年だったと言えます。

2025年4月の下落局面|このくらい下がることも想定しよう

年間ではプラスだった2025年ですが、4月には大きな下落局面がありました。

トランプ大統領の関税政策をきっかけに先行き不安が広がり、世界の株式市場で大きな下落が発生したためです。

各投資信託の下落率

以下の表は、4月下落時の下落率の一覧です。(3/26頃 から 4/9頃の値動き)

ファンド名下落率
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)-15.9%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)-16.8%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)-15.9%
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)-17.5%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)-17.8%
楽天・プラス・NASDAQ-100-18.4%
楽天・プラス・SOX-26.7%
iFreeNEXT FANG+-19.2%
Tracers S&P500トップ10-19.3%

どのファンドに投資していても、2週間で15〜20%前後の下落だったことが分かります。

株式投資では一時的に2割近く下がる場面は普通に起こるということを再認識させられる期間でした。

オルカンは「守りの面」でも優秀だった

同じ下落局面でも、ファンドごとに下落率には差がありました。

  • 全世界株式:15.9%
  • 国内株式・米国株式:16〜18%台
  • 米国10社集中:19%台

オルカンは年間で高リターンであったにもかかわらず、値下がりは比較的抑えられています。
これは地域分散や通貨分散といったオルカンの強みが、下落局面でもしっかり働いた結果と考えられます。

「リターンだけでなく、下落耐性も含めて優秀」
これが、オルカンが長期投資で支持される理由の一つです。

年間ベストのSOXはボラティリティ大

2025年の年間成績トップは、楽天・プラス・SOXの+38.8%でした。
同時に4月の下落局面でも、最も大きい下落率である-26.7%を記録しています。

上がるときは大きく上がり、下がるときは大きく下がる。半導体銘柄に集中投資するSOXは、典型的なハイリスク・ハイリターン型ファンドと言えるでしょう。

10社集中型インデックスの2025年後半の動き

FANG+の人気を背景に、2025年11月には新たな10社集中型ファンドが設定され話題になりました。

ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(愛称:メガ10です。

10社集中型ファンドの短期成績

メガ10が設定された11/4から年末の期間、10社集中型ファンド3本の騰落率は以下の結果となりました。

ファンド名騰落率
ニッセイ・S米国グロース株式メガ10+4.7%
iFreeNEXT FANG+インデックス-4.8%
Tracers S&P500トップ10-0.4%

2ヶ月の短期間かつ重複する銘柄も多いですが、結果には思いのほか差が付きました。
とはいえ構成銘柄で結果が大きく変わるため、優劣の比較は今後の銘柄入れ替え次第です。

圧倒的な実績を持つFANG+に、他の投資信託がどこまで迫れるか注目されます。

2026年の投資信託選びのポイント

2026年の投資信託選びでは、リターンの大きさだけでなく値動きとの付き合い方がより重要になりそうです。

まず意識したいのはインデックス投資でも大きな下落は避けられないという点です。
2025年4月のように短期間で15〜20%下落する局面は、今後も十分に起こり得ます。

それだけにとどまらず、30〜50%下落するような暴落や、回復までに数ヶ月〜数年を要する局面も、長期投資ではいつか必ず経験します。

そのため、投資信託はリターンだけでなく役割の違いを意識して選ぶことが大切です。

  • オルカンのように、分散が効いて下落耐性のある投資信託
  • SOXやFANG+のように、高リターンが期待できる一方で値動きの大きい集中型投資信託

これらはそもそもの役割が異なります。

インデックス投資を続けるなら、
コア(主軸):オルカンなどの全世界株式
サテライト(補助):SOX・FANG+などテーマ型・集中型
という形で役割を分けて考えるのが現実的でしょう。

特に新NISAでは長期運用が前提となるため、「下落しても保有し続けられるか」を基準に、投資信託と投資金額を決めることが、結果的に安定したリターンにつながります。

まとめ|短期間の実績に振り回されず、コツコツ積み立てを

2025年は年間で高いリターンを得られた一方で、途中では大きな下落も経験したインデックス投資らしい1年でした。

この実績から分かるのは、

  • 年間のリターンだけを見て投資信託を評価するのは危険
  • 下落局面を含めて「続けられる投資」が重要

ということです。

短期的には、SOXやFANG+のように目立つ実績を出す投資信託が注目されがちですが、長期で見るとコツコツ積み立てを継続できたかどうかが最終的な差になります。

2026年以降も、短期間の値動きに右往左往せず、自分のリスク許容度に合った投資信託を選び、淡々と積み立てを続けていきましょう。

それがインデックス投資で安定した成果を目指すための、最も確実な方法です。

【重要事項】 当記事は、各投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。

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