- 2024年1月から積立を継続|2025年12月30日時点の評価損益は+27.44%
- 2025年4月にはトランプ関税の影響で一時的に含み損に
- 基準価額は上下に変動するが、積立設定&長期投資で着実に資産形成可能
- インデックス投資は知識不要で再現性が高く、唯一のルールは「途中で売らないこと」
2025年12月現在、新NISAで人気の投資信託『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』は最高値圏で推移しています。
新NISAが始まってから「S&P500に積立投資していれば本当に増える?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
私自身、2024年1月から新NISAでS&P500の積立投資を続けていますが、基本的には、積立設定をして放置というスタイルです。
この記事では、2025年12月30日時点のリアルな運用実績を公開しつつ、積立投資を続けて感じたことや、長期投資で大切だと実感したポイントをわかりやすく解説します。
これから新NISAでインデックス投資を始める方や、すでに積立中の方、ぜひ参考にしてください。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は最高値圏
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の2025年12月30日の基準価額は39,535円となっています。
2024年12月30日の基準価額:34,182円
2025年12月30日の基準価額:39,535円
⇒2025年は+15.7%
トランプ大統領の関税政策により、4月9日には26,296円まで大幅下落しましたが、結果的に12月は最高値圏で推移しています。
一括投資や積立投資などの手法を問わず、NISA枠でS&P500を保有している多くの人は、含み益の状態といえるでしょう。
【運用状況】筆者のつみたて投資枠
筆者は2024年1月から、新NISAのつみたて投資枠で『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を積立中です。
積立の条件は以下のとおりです:
・証券会社:楽天証券
・投資信託:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・積立金額と注文日:毎月1日に5万円、8日に5万円
(合計10万円)
楽天証券のクレカ積立は毎月8日が注文日という制限があり、以前はクレカ積立の上限が5万円でした。
投資日を分けること自体に特別な意図はなく、制度上の都合によるものです。
2025年12月30日時点の実績:

・累計投資額:2,400,000円
・評価額:3,058,732円
・評価損益:+658,732円(+27.44%)
自動積立の注文日によって微妙な差はあると思いますが、2024年1月から『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を毎月積立している人は、およそ27%の含み益になっているはずです。
【参考】評価額と元本の推移グラフ
以下は、積立開始からの元本(累計投資額)と評価額の推移を示したグラフです。

全体のグラフでは、大きな下落もなく順調に成長した様子が見て取れます。
しかし2025年4月には、評価額が元本を下回り、一時的に含み損に転落しました。
2024年から右肩上がりの上昇が続いていたため、「コロナショックのようなことがない限りマイナスにはならないだろう」と正直どこかで油断していました。それだけに、実際に含み損になったときは少し驚きました。
とはいえ、その後はあっという間に基準価額が回復しプラス圏に復帰しています。やはり「下落局面でも淡々と積立を続ける」ことの大切さを再認識させられる結果となりました。
少額の積立でも意味はある?
今回の評価損益「+658,732円」は、毎月10万円という積立額による結果です。
仮に毎月1万円の積立であれば、含み益の割合は同じでも金額は約10分の1となり、利益はおよそ「+65,000円」になります。
そのため、少額投資をしていると「思ったより増えない」「意味がないのでは?」と感じてしまうかもしれません。
しかし重要なのは金額そのものではなく、長期でプラスになる仕組みを作れているかどうかです。
積立投資は、少額でも継続することに意味があります。
そして将来的に投資金額を増やしていくためには、投資以外の部分で入金力を高めることも重要です。収入を増やす、支出を見直すなど家計全体を改善することで、投資額を引き上げることができます。
これまでの基準価額の推移
新NISAがスタートした2024年1月から、2025年12月末までの『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の基準価額の推移をまとめました。
上下に変動がありながらも、着実に値を戻しつつ最高値更新に至った様子がわかります。
| 日付 | 状況 | 基準価額(円) |
|---|---|---|
| 2024年1月4日 | 2024年・年初 | 24,154 |
| 2024年7月11日 | 直近高値 | 32,813 |
| 2024年8月6日 | 直近安値(日銀利上げ) | 27,091 |
| 2025年1月6日 | 2025年・年初 | 33,928 |
| 2025年1月24日 | 直近高値 | 34,638 |
| 2025年4月9日 | 直近安値(トランプ関税) | 26,296 |
| 2025年12月30日 | 最高値圏 | 39,535 |
全体で見ると順調な右肩上がりのように感じますが、下落するときの値下がり幅は決して小さくありません。
このような値動き(ボラティリティ)は株式インデックス投資においてはよくあることで、一時的な下落があってもいずれは回復します。
今回の最高値更新は「積立設定&放置」を続けることの重要性を改めて示すものと言えるでしょう。
下落幅について
2024年1月からの期間で、2回大きな下落がありました。今後の暴落に備えて下落幅を振り返りましょう。
| 期間 | 高値 | 安値 | 下落率 |
|---|---|---|---|
| 2024年7月11日 → 2024年8月6日 | 32,813円 | 27,091円 | ▲17.5% |
| 2025年1月24日 → 2025年4月9日 | 34,638円 | 26,296円 | ▲24.1% |
2025年4月には、トランプ大統領の関税政策に起因する米国市場の下落が影響しました。報道やSNSでも悲観的なムードが広がり、売却を検討した方もいたかもしれません。
しかしそうした局面でも売らずに「積立設定&放置」を続けていれば、回復相場の恩恵を受けることができたのです。
むしろ結果的には、下落期間に安く積立できたことで、平均取得価額が下がっています。
このように短期的な値動きに惑わされずに投資を続けることが、インデックス投資には重要です。
暴落時の心構え
長年に渡って右肩上がりの米国市場であっても、株価は上がる時もあれば下がる時もあります。
大切なのは暴落時に慌てて売らず、積立設定を続けて「放置」することです。これが積立投資の強みであり資産形成のコツでもあります。
暴落はこれから先も必ず起こり、回避することはできません。しかしこういった暴落も含めてS&P500やオルカンのパフォーマンスなのです。
2026年から始めても遅くない?
新NISAでインデックス投資を始めたいと思いながらも、「今は最高値圏で買いにくい」「もう遅いのでは?」と感じている人も多いでしょう。
基準価額が高いタイミングで買うのをためらってしまう気持ちはよくわかります。
しかし長期投資の視点で見れば、最高値更新はむしろ自然なことです。株価は基本的に時間とともに成長していき、2024年から現在の推移で振り返ったように、高値は次々と更新されていきます。
2024年1月は24,154円ですが、当時も「こんな高値圏で新NISAがスタートか」と思ったものです。
今から始めても全く遅くはありません。まだであればすぐに積立投資をスタートしましょう。
まとめ|インデックス投資の強みは「知識不要×再現性」
今回公開した実績の最大のポイントは、特別なことは一切していないということです。
『+27.44%』という結果をどう感じるかは人それぞれですが、人気の高い投資信託を積立設定し、あとはただ売らずに放置していただけです。
特別な投資信託を見つけたり、知識を基に売買したわけではありません。誰がやっても、何の知識もなくても、含み益の割合は多少の違いはあれど概ね同じ水準になります。
このように、インデックス投資のメリットは、知識不要で再現性が高く、そして長期で高いリターンが期待できるという点にあります。唯一のルールは「途中で売らないこと」です。
そんな安心感こそが、インデックス投資の本質といえます。
【重要事項】 当記事は、投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。




