【新NISA2年間の実績公開】S&P500を積立設定&放置で24ヶ月運用した結果は

資産運用・投資
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この記事の結論
  • 2024年から新NISA24ヶ月の積立継続で、評価損益は+27.44%の実績
  • 2025年4月のトランプ相場による暴落(?)では、一時的な含み損も経験
  • 短期的な🔎基準価額の変動は無視。積立設定&放置こそが資産形成の最短ルート
  • インデックス投資は知識不要で再現性が高く、鉄則は「途中で売らないこと」

2025年末、新NISAで人気の投資信託『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』は最高値圏で推移していました。

新NISAを始めようか悩んでいる人の中には、「S&P500に積立投資していれば本当に増える?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

筆者は2024年1月から新NISAでS&P500の積立投資を続けていますが、基本的には積立設定をして放置というスタイルで、スキルや経験が必要なことは一切ありません。

資産形成ジャーナルでは、新NISA制度開始から丸2年のリアルな運用実績を公開しつつ、積立投資を続けて感じたことや、長期投資で大切だと実感したポイントをわかりやすく解説します。

これから新NISAでインデックス投資を始める方や、すでに積立中の方、ぜひ参考にしてください。

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S&P500の基準価額は最高値圏

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2025年12月30日の基準価額は39,535円でした。

2024年12月30日の基準価額:34,182円
2025年12月30日の基準価額:39,535円
 ⇒2025年は+15.7%

トランプ大統領の関税政策により、4月9日には26,296円まで大幅下落しましたが、結果的に12月は最高値圏で推移しています。

一括投資や積立投資などの手法を問わず、NISA枠でS&P500を保有している多くの人は、含み益の状態といえるでしょう。

24ヶ月目の運用成績|新NISAつみたて投資枠

筆者は2024年1月から、新NISAのつみたて投資枠でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積立中です。

積立の条件は以下のとおりです:
・証券会社:楽天証券
・投資信託:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・積立金額と注文日:毎月1日に5万円、8日に5万円
  (合計10万円)

楽天証券のクレカ積立は毎月8日が注文日という制限があり、以前はクレカ積立の上限が5万円でした。
投資日を分けること自体に特別な意図はなく、楽天証券の制限によるものです。

2025年12月30日時点の実績:

評価額と評価損益


・累計投資額:2,400,000円
・評価額:3,058,732円
・評価損益:+658,732円(+27.44%)

自動積立の注文日によって微妙な差はあると思いますが、2024年1月から毎月積立している人は、およそ27%の含み益になっているはずです。

【参考】評価額と元本の推移グラフ

以下は、積立開始からの元本(累計投資額)と評価額の推移を示したグラフです。

資産推移グラフ

全体のグラフでは、大きな下落もなく順調に成長した様子が見て取れます。
しかし2025年4月には、評価額が元本を下回り、一時的に含み損に転落しました。

2024年から右肩上がりの上昇が続いていたため、「コロナショックのようなことがない限りマイナスにはならないだろう」と正直どこかで油断していました。それだけに、実際に含み損になったときは少し驚きました。

とはいえ、その後はあっという間に基準価額が回復しプラス圏に復帰しています。やはり「下落局面でも淡々と積立を続ける」ことの大切さを再認識させられる結果となりました。

少額の積立でも意味はある?成長投資枠フル活用との比較

今回の評価損益「+658,732円」は、毎月10万円という積立額による結果です。

仮に毎月1万円の積立であれば、含み益の割合は同じでも金額は約10分の1となり、利益はおよそ「+65,873円」となります。
これを見て、「少額だとあまり意味がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、注目したいのは新NISAのポテンシャルを最大限に引き出した場合です。
もし「つみたて投資枠」だけでなく「成長投資枠」も併用し、毎月30万円(年間360万円のフル投資)を24ヶ月継続していたらどうなっていたでしょうか。

✅新NISA口座の積立額による利益の差をまとめると、以下のようになります。

毎月の積立額24ヶ月目の利益備考
1万円約6.6万円まずは少額投資から
10万円約66万円つみたて投資枠を満額
30万円約200万円成長投資枠までフル活用

インデックス投資の積み立てで、24ヶ月で最大「約200万円」もの含み益が生まれています。

もちろん最初から満額投資ができる人は限られています。しかし、重要なのは金額そのものではなく、長期でプラスになる仕組みを作れているかどうかです。

積立投資は、少額でもスタートして継続することに意味があります。

将来的に投資金額を増やしていくためには、投資以外の部分で「入金力」を高めることも重要です。収入を増やす、支出を見直すなどして投資額を引き上げ、この「非課税枠の恩恵」を1円でも多く受け取れるよう準備していきましょう。

新NISA制度による「非課税メリット」

ここで忘れてはならないのが、新NISA制度の最大の武器である「非課税」の恩恵です。
通常の特定口座(課税口座)であれば運用で得た利益には、売却時に約20%の税金がかかります。

もし成長投資枠までフル活用して約200万円の利益が出ていた場合、本来であれば売却時には約40万円が税金として徴収される計算になります。

◆利益200万円で売却した場合の手取り額
特定口座の場合: 利益200万円 - 税金40万円 = 160万円
新NISAの場合: 利益200万円 - 税金0円 = 200万円

この「本来払うはずだった税金40万円」がそのまま手元に残ることこそが、国が用意した新NISAという資産形成ツールの真価です。

※10万円積立の実績(利益+65.8万円)でも、売却時に約13万円の税金が免除される計算になります。

S&P500基準価額の上下|新NISA開始からの2年間

新NISAがスタートした2024年1月から2025年12月末までの、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額の変動についてまとめました。

含み益をコツコツ積み上げる過程では「急落」の局面もありました。
2年間の大きな転換点を振り返ることで、積立投資を継続する難しさと重要性が見えてきます。

日付状況基準価額(円)
2024年1月4日2024年・年初24,154
2024年7月11日直近高値32,813
2024年8月6日直近安値(日銀利上げ)27,091
2025年1月6日2025年・年初33,928
2025年1月24日直近高値34,638
2025年4月9日直近安値(トランプ関税)26,296
2025年12月30日最高値圏39,535

全体で見ると順調な右肩上がりのように感じますが、下落するときの値下がり幅は決して小さくありません。

このような🔎ボラティリティは株式インデックス投資においてはよくあることで、一時的な下落があってもいずれは回復します。

今回の最高値更新は「積立設定&放置」を続けることの重要性を改めて示すものと言えるでしょう。

過去2年の下落幅を検証|最大の暴落率は?

2024年1月からの2年間で、大きな下落は2回ありました。今後の暴落に備えて「谷の深さ」を振り返っておきましょう。

期間高値安値下落率
2024年7月11日 → 2024年8月6日32,813円27,091円▲17.5%
2025年1月24日 → 2025年4月9日34,638円26,296円▲24.1%

2025年4月には、トランプ大統領の関税政策に起因して大幅下落しています
この2年間では最大🔎ドローダウンとなる▲24.1%を記録し、報道やSNSでも悲観的なムードが広がりました。

こうした局面でも売らずに「積立設定&放置」を続けていれば、回復相場の恩恵を受けることができます。
結果的には、下落期間に安く積立できたことで平均取得価額を押し下げる効果があります。

暴落時も積立設定&放置を貫くべき理由

長年に渡って右肩上がりの米国市場であっても、株価は一時的には、上がる時もあれば下がる時もあります。

大切なのは暴落時に慌てて売らず、積立を続けて「放置」することです。これが積立投資の強みであり資産形成のコツでもあります。

暴落はこれから先も必ず起こり、回避することはできません。
必ず覚えておきたいのは、こういった暴落も含めてS&P500やオルカンのパフォーマンスということです。

私自身、これを守るために、頻繁に読み返しているおすすめの一冊を紹介します。
『ジャストキープバイイング』|投資初心者に刺さる21のルールとは?

💡インデックス投資の「仕組みの理解」だけでなく、マインドセットの強化に役立つはずです。

2026年から始めても遅くない?

新NISAでインデックス投資を始めたいと思いながらも、「今は最高値圏で買いにくい」「もう遅いのでは?」と感じている人も多いでしょう。

基準価額が高いタイミングで買うのをためらってしまう気持ちはよくわかります。

しかし長期投資の視点で見れば、最高値更新はむしろ自然なことです。株価は基本的に時間とともに成長していき、2024年から現在の推移で振り返ったように、高値は次々と更新されていきます。

2024年1月は24,154円ですが、当時も「こんな高値圏で新NISAがスタートか」と思ったものです。
今から始めても全く遅くはありません。まだであればすぐに積立投資をスタートしましょう。

まとめ|インデックス投資の強みは「知識不要×再現性」

今回公開した実績の最大のポイントは、特別なことは一切していないということです。

『+27.44%』という結果をどう感じるかは人それぞれですが、人気の高い投資信託を積立設定し、あとはただ売らずに放置していただけです。

特別な投資信託を見つけたり、知識を基に売買したわけではありません。誰がやっても、何の知識もなくても、含み益の割合は多少の違いはあれど概ね同じ水準になります。

このように、インデックス投資のメリットは、知識不要で再現性が高く、そして長期で高いリターンが期待できるという点にあります。唯一のルールは「途中で売らないこと」です。

そんな安心感こそが、インデックス投資の本質といえます。

【重要事項】 当記事は、投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。

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