- オルカンとS&P500のゴールドプラス、両方を購入して運用実績比較
- 注目ポイント:下落時の逆相関効果、為替リスク、レバレッジ2倍効果
- 目標:税引き後で2倍となる運用益+125%
- 「オルカン vs S&P500 ゴールドプラス」は2026年3月5日スタート!
2026年3月、『Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス(通称:ゴルカン)』の販売が開始されました。
インデックス投資の王道である「オルカン」に、昨今の値上がりで注目を集める「金(ゴールド)」を組み合わせたこのファンドは、逆相関によるクッション効果とレバレッジによる収益性を両立させ「攻守兼用」を狙う仕組みが特徴です。
しかし、NISA口座非対応であり、レバレッジ特有のデメリットも無視できないこの商品が、果たして投資先として「アリ」なのか「ナシ」なのか。
資産形成ジャーナルでは、S&P500とオルカン『どっち』を選択すべきという論争に、ゴールドとレバレッジの要素もプラスして、2つのファンドを実際に購入し運用実績を検証します。
Tracers S&P500ゴールドプラス(ゴルプラ)
Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス(ゴルカン)
ゴルカンとゴルプラ「実戦検証」のポイント
この「オルカン vs S&P500 ゴールドプラス」の目的は、インデックス投資の王道であるオルカンとS&P500に、ゴールドとレバレッジを組み合わせた際の運用成果を直接比較することです。
前提として、筆者はこれまで株式以外の資産やレバレッジ型投資信託への投資を検討してきませんでした。
また、新NISA制度の対象外である本ファンドは「NISA枠を埋めきるまでは選択肢に入らない」という考えです。
それでも、以下の特徴や強みを踏まえ、投資先としての真の価値を「食わず嫌い」せずに検証すべく、まずはお試しで購入してみることにしました。
「株式+金」の逆相関: 伝統のポートフォリオに、レバレッジによる収益性を注入
為替リスクの抑制: レバレッジ2倍でありながら、為替リスクは1倍程度に抑える設計
コスト効率: レバレッジ型としては割安な低コスト設定
本当に「攻守兼用」として機能するのか、あるいは「どっちつかず」に終わるのか。
実際に保有してその実力を検証してみます。
✅ゴールドプラスの仕組みや注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ゴルカン設定日にスタート|本検証の運用ルール

「オルカン vs S&P500 ゴールドプラス」の検証を行うにあたり、以下の条件で運用を開始しました。
- 運用銘柄:
- Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス(ゴルカン)
- Tracers S&P500ゴールドプラス(ゴルプラ)
- 投資金額: 各5万円(計10万円・一括購入)
- 開始タイミング: 2026年3月5日(木)約定
- ゴルカンの基準価額10,000円で約定するよう注文を完了し、両銘柄とも同じタイミングで運用開始
◆こちらが実際の約定完了画面です

ゴルカンは当初申込期間での買い付けを行い、3月5日約定で基準価額10,000円からスタートです。
ゴルプラも同じ約定日になるように注文しています。
ゴールドプラスの効果は|注目ポイント3選
今回の検証において、特に注目したいのは以下の3点です。
1. 下落局面での「金」のクッション性能
株式が大きく下げた日に、ポートフォリオの半分を占める「金」がどこまで逆相関の動きを見せ、資産の目減りを防いでくれるか。
2. レバレッジ2倍 vs 為替リスク1倍の挙動
「レバレッジ2倍なのに為替リスクは1倍程度」という特殊な設計が、急激な円安・円高局面でどう作用するのか。
3. 「インデックス1倍」とのリターンに差が出るか
通常のオルカンやS&P500に対し、金とレバレッジを加えたゴルプラシリーズが、実質的なリターンで差を付けられるのか。
このように「大きく下げる局面の下落率」「円高、円安トレンドでの値動き」「通常のオルカン・S&P500と比べたリターン」に注目しながら、最終的にどちらが先に手取り2倍のゴールに到達するのか見守りたいと思います。
運用実績のスタートライン|3月5日の基準価額
それでは「オルカン vs S&P500 ゴールドプラス」スタート時点の、各ファンドの基準価額をまとめておきます。
比較対象として、「eMAXIS Slim」シリーズの基準価額も同時に記録します。
| 2026年3月5日 | スタートからの騰落率 | |
| オルカン ゴールドプラス | ¥10,000 | 0.0% |
| S&P500 ゴールドプラス | ¥47,128 | 0.0% |
| eMAXIS Slim オルカン | ¥33,853 | 0.0% |
| eMAXIS Slim S&P500 | ¥39,406 | 0.0% |
以上の4銘柄の値動きを比較しながら、ゴールドプラスシリーズは投資先として優秀なのか、そしてオルカンとS&P500はどっちが強いのか、検証していきます。
ゴルカンは3月5日の約定から「1日分の値動き」が反映されてスタートすると考えていましたが、翌6日の基準価額は10,000円でした。
一方で、S&P500ゴールドプラスは値動きがあったため、1日分のズレが生じる可能性があります。
筆者の認識が誤っていて1日ズレてしまった場合は、スタート時点の基準価額を3月6日に訂正します。
まとめ|検証方針とゴール
最後に検証における、売却と追加購入の条件に触れておきます。
・税引き後2倍(+125%)での売却を目指す
レバレッジ2倍の効果で、通常のインデックス投資より大きなリターンを期待します。既に株価も金も高値圏ですが、予想は3年での達成です。(年率26%程度)
・「40%下落」したら追加投資
もし運用中に残念ながらどちらかの銘柄が40%下落に達した日があれば、両銘柄に5万円ずつを追加投入します。
少額とはいえ筆者にとっては、これまで選択肢としていなかった「株式以外の資産」、「レバレッジ型」への初投資となりました。
NISA枠を先に埋める方が効率的という考えは変わりませんので、保有資産額や入金力によっては検討不要だと思っています。
それでも、『ゴールドプラスはアリかナシか』『ゴールドをプラスしたらオルカンとS&P500はどっちが強いか』この2つの問いに答えを出すため
実際に保有して日々の値動きを体感しながらの検証をスタートします。
【重要事項】 当記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れや為替変動のリスクがあり、過去の運用成績は将来を保証するものではありません。特に本記事で扱うレバレッジ型商品は、指標以上の投資成果を目指す性質上、価格変動が大きく下落局面で損失が急激に拡大するリスクや、中長期の保有で目標倍率から乖離(減価)する特性があります。 最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。



