金融リテラシー検定とは、FP試験の実施団体でもある「きんざい」が2023年4月から運営している検定です。
2023年4月の成年年齢の引下げに伴って、主に学生向けに「資産形成や金融・契約トラブルの基礎知識を習得しましょう」ということで創設されたそうです。
無料期間中ということで実際に受けてみたところ、学生に限らず必須級の知識ばかりでした。社会人の方も基礎知識の習得に役立ちます。

参考までに、受験結果(スコアレポート)はこちら。
FP2級の知識を駆使して高得点を取る気でいましたが、残念ながら100点とはいきませんでした…
今回はFP2級の資格を持つ筆者が、金融リテラシー検定について紹介します。
【注意事項】2024年5月末まで実施されていた無料受験キャンペーンは終了しました。2025年5月現在、金融リテラシー検定の受験には1回3,300円の受験料が必要です。最新の情報は「きんざい」の公式サイトをご確認ください。また無料キャンペーンの情報があれば更新させてただきます。
金融リテラシー検定はどんな資格?
金融リテラシー検定はスマホやPCを使用して自宅でも受験できます。
出題は○×か3択が合計50問で、制限時間は40分です。
時間をかけて考えれば解けるタイプの問題でもないので、15分~20分あれば十分挑戦できます。
全体の6割(30問)を正解できれば合格です。
試験範囲については、先ほどのスコアレポートの通り5分野に分類されます。
- ライフプラン、キャリア
- 消費者トラブル、消費者信用
- 金融、経済
- 金融商品、保険
- 社会保険、税金
各10問20点です。
受験方法
過去には無料キャンペーンも実施されていましたが、現在は1回3,300円の受験料がかかります。
金融リテラシー検定は、以下の手順で受験できます。
- 「きんざい」の公式サイトにアクセスします。
- 金融リテラシー検定の受験申請ページに進みます。
- 「受験申込」から、初めての方はマイページアカウントを作成します。
- アカウントが出来たら、受験に関する規約等を確認し、同意します。
- 受験者情報を登録します。
- 受験料(1回3,300円)の支払い方法を選択し、決済を完了します。
申込完了したら、あとはしっかりと勉強してから自分のタイミングで試験に挑戦しましょう。
※以前は特定のサイト経由で無料受験できるキャンペーンが実施されていましたが、2024年5月末で終了しています。今後の無料キャンペーンについては、「きんざい」の公式サイトをご確認ください。
履歴書に書ける?
金融リテラシー検定に合格して履歴書に書けるかというと、学生の就活であれば書いた方が良いと考えます。
資格の取得意欲を評価して貰えたり、選考過程で話題の引き出しにもなるでしょう。
どんな業種であれ業務に活用できるレベルの資格ではありませんので、社会人の中途採用の場合は履歴書にわざわざ記載するほどではありません。
就活や履歴書の観点から言うとファイナンシャルプランナー、いわゆるFP試験の受験が圧倒的におすすめです。
まとめ:金融リテラシー検定に挑戦しよう
今回は金融リテラシー検定を紹介しました。
これだけで就職活動で大活躍するような資格ではありませんが、将来のための資産形成には必須級の基礎知識を得ることができる資格です。
色々なお金の知識に興味を持つきっかけになって、FP試験などの挑戦に繋がると理想的ですね。
現在は無料キャンペーンが終了しているのは残念ですが、金融リテラシーを高める第一歩として、挑戦してみてはいかがでしょうか!
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