インデックス投資初心者向けのおすすめ投資信託|楽天証券版

資産運用・投資
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この記事の結論
  • NISA制度とインデックス投資は相性抜群
  • 初心者にもおすすめの株式投資信託は、定番のオルカンとS&P500
  • 資産の一部で、FANG+やSOX指数など集中投資型の検討もアリ
  • 楽天証券ユーザーは「楽天・プラスシリーズ」も選択肢

11月に入り、来年の投資戦略を考える時期になりました。
2025年は半導体やAI関連銘柄の勢いが目立ち、FANG+やSOXなどの集中型インデックスのリターンが高くなる場面も見られます。

こうした状況を背景に、インデックス投資初心者の中には、FANG+に関心を持ち購入を検討していたり、オルカンやS&P500だけで十分なのかと不安になったりする方もいるでしょう。

この記事では、新NISA制度を活用したい初心者向けの、おすすめ投資信託を整理して紹介します。

楽天証券で購入できる投資信託の中から、分散投資型(オルカン・S&P500)や集中投資型(FANG+・NASDAQ-100)について、証券外務員一種・FP2級保有の筆者が解説します。

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NISA制度にはインデックス投資が最適

NISA制度では「個別株」や「分配金の出る投資信託」にも投資することができます。
しかし「分配金のでない投資信託」が、NISA制度にとって最も相性がいい設計になっています。非課税枠の中で含み益を最大化できるうえに、売買を伴わずに自動でリバランスされるからです。

さらにインデックス投資には特別な知識や経験が不要であるため、初心者でも取り組みやすいメリットもあります。

投資信託には、債券型やバランス型など株式以外に投資するものもありますが、資産形成期であれば、成長性を重視して株式投資信託がおすすめです。

これを前提に、楽天証券で購入できるインデックス型投資信託のおすすめ銘柄を紹介します。


楽天証券版|おすすめ投資信託10選

楽天証券で購入できる投資信託の中から、
初心者でも選びやすく、長期投資に向いているインデックス型投資信託を10本に厳選しました。

投資スタイルや投資先の特徴に応じて「分散投資型」「国内投資型」「集中投資型」の3タイプに分類して紹介します。

各ファンドの特徴やおすすめポイント、注意点を整理しています。

分散投資型のおすすめ投資信託

まずは分散投資型の投資信託3本です。おすすめ度は最も高く、資産の大部分、あるいは全てがこのタイプでも十分なリターンに期待できます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

項目内容
投資対象全世界およそ3,000社
NISA対応つみたて投資枠/成長投資枠
信託報酬0.05775%
純資産総額約8.3兆円
設定日2018年10月31日

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は世界中の株式に1本で分散投資できる定番のインデックスファンドです。

構成銘柄は米国が64.5%、日本が4.9%、イギリスが3.4%と市場規模に応じてバランスが取られており、定期的に配分を自動で最適化してくれます。

長期投資の軸としても使いやすく、投資初心者にも最もおすすめの1本です。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

項目内容
投資対象全世界の日本を除く約2,700社
NISA対応つみたて投資枠/成長投資枠
信託報酬0.05775%
純資産総額約8,980億円
設定日2018年3月19日

日本株を除いた世界中の株式に幅広く分散投資できるインデックスファンドがeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)です。
構成比率や自動リバランスなどの仕組みはオルカンと同様で、長期保有にも適しています。

国内株式を別で保有している投資家は、オルカンではなくこちらを選ぶことで、日本株比率が高くなりすぎるのを防ぐ用途に向いています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

項目内容
投資対象米国株式の主要企業およそ500社
NISA対応つみたて投資枠/成長投資枠
信託報酬0.0814%
純資産総額約9.3兆円
設定日2018年7月3日

米国の主要500社に投資するインデックスファンドで、低コスト・高実績が魅力です。

米国市場の成長をダイレクトに取り込みたい場合に最適で、分散型投資信託の中心として、オルカンと並んで初心者にもおすすめです。

理論的には全世界に投資する方が安定感がありますが、実績としてはS&P500のほうがオルカンより高いリターンを示すことが多くなっています。

国内投資型のおすすめ投資信託

次に、日本国内に分散投資する投資信託を2つ紹介します。

国内投資の最大のメリットは為替リスクがないことです。
株価自体は将来的に成長が見込めますが、海外株式の場合は為替の影響を受けてしまいます。その点、国内株式への投資であれば、為替変動による影響を気にせず株価の成長だけに注目できます。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

項目内容
投資対象国内の主要企業およそ1,700社
NISA対応つみたて投資枠/成長投資枠
信託報酬0.143%
純資産総額約414,599百万円
設定日2017年2月27日

日本国内の主要企業に分散投資するインデックスファンドで、日本株全体の動きを広くカバーできます。

企業規模に応じて分散投資されていて(浮動株時価総額加重型)、特定の銘柄に偏りすぎず分散投資できる強みがあります。

構成比率上位3社はトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソニーグループで、それぞれ3%強の比率となっています。

日本株全体にまとめて投資したい場合に有力な選択肢と言えます。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

項目内容
投資対象国内の主要企業225社
NISA対応つみたて投資枠/成長投資枠
信託報酬0.143%
純資産総額約247,343百万円
設定日2018年2月2日

日本国内の代表的な225社に投資できるインデックスファンドです。

単純な株価平均型で構成されるため、上位銘柄に投資が偏る特徴があります。
構成比率上位3社はアドバンテスト、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングで、それぞれ10%前後を占めるため、上位銘柄の影響を受けやすい点に注意が必要です。

TOPIXと比べると、一部銘柄(特に半導体関連銘柄)の動きに左右されやすいデメリットがありますが、日本を代表する225社にまとめて投資できる優秀な投資信託です。

初心者におすすめするなら、より分散効果の高いTOPIXの方が堅実と言えます。

集中投資型のおすすめ投資信託

最後に、成長性や実績、話題性に優れる集中投資型のインデックス型投資信託を紹介します。

FANG+やSOX、NASDAQ-100などは、オルカンやS&P500の構成銘柄の中でも上位銘柄をピックアップしたような構成で、近年の半導体やAI関連銘柄の活躍もあり、高いリターンを示しています。

ただし、分散投資型と比べると日々の価格変動が大きく、集中投資された銘柄が今後も同じように高い成長を維持するとは限りません。そのため以降で紹介する投資信託については、資産全体のうち限られた割合で取り入れるのが基本戦略です。

楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド

項目内容
投資対象米国NASDAQ市場の上位100社
NISA対応成長投資枠のみ
信託報酬0.198%
純資産総額約146,424百万円
設定日2024年1月30日

NASDAQ市場の時価総額上位100社を投資対象とするインデックスファンドで、米国の大型ハイテク企業に集中投資できます。半導体やAI関連銘柄を多く含み、近年のリターンはS&P500を上回っています。

構成銘柄は100社と比較的多いものの、NASDAQ市場自体の投資先セクターが偏っているため、この記事では集中投資型に分類しています。

特にオルカンとNASDAQ-100の組み合わせは、世界分散と成長性のバランスを取りやすく、資産全体のコア+成長戦略として活用できます。

楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド

項目内容
投資対象半導体セクターの主要30銘柄
NISA対応成長投資枠のみ
信託報酬0.176%
純資産総額約19,957百万円
設定日2024年1月30日

楽天・プラス・SOXインデックス・ファンドは半導体関連企業に集中投資できる投資信託です。半導体業界は短期で大きく動くことがあるため、価格変動リスクは高いものの、高成長分野に絞って投資したい場合に向いています。

株価上昇時の勢いは目を見張るものがありますが、やはり値動きの幅が大きく、初心者へのおすすめ度はやや低めです。

iFreeNEXT FANG+インデックス

項目内容
投資対象大型ハイテク企業10社
NISA対応つみたて投資枠/成長投資枠
信託報酬0.7755%
純資産総額約972,407百万円
設定日2018年1月31日

iFreeNEXT FANG+インデックスは米国を中心とした大型ハイテク株10社に均等投資するインデックスファンドです。近年の実績はS&P500を大きく上回っています。

その成長率の高さから人気も非常に高く、以降で紹介するTOP10やメガ10は「FANG+を意識して設定された」とも考えられます。

ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド

項目内容
投資対象成長基準を満たすS&P500銘柄のうち上位10社
NISA対応成長投資枠のみ
信託報酬0.385%
純資産総額約8,687百万円
設定日2025年11月4日

ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンドは、売上や利益の成長基準を満たすグロース株のうち、時価総額上位10社に集中投資するインデックスファンドです。

設定が2025年11月と比較的新しいため運用実績はまだ短期ですが、人気のFANG+と類似した設計でありながらコストは半分程度となっていて、話題の投資信託です。

設定されたばかりで日が浅いことから、評価はまだ様子見といったところです。

Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)

項目内容
投資対象S&P500構成銘柄の時価総額上位10社
NISA対応成長投資枠のみ
信託報酬0.10725%
純資産総額約64,262百万円
設定日2024年5月16日

Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)は、S&P500の時価総額上位10銘柄に集中投資するインデックスファンドです。
10社均等ウェイトで投資するFANG+やメガ10に対して、こちらは時価総額加重平均であり差別化されています。

さらに、他の集中投資型インデックスファンドと比べるとコスト面での強みがあり、成長性を狙いつつ費用を抑えたい場合に向いています。

楽天・プラスシリーズについて

楽天・プラスシリーズ

楽天証券ユーザー向けの 楽天・プラスシリーズ は、人気の投資先6本に対して低コストで設計されています。

  1. 楽天・プラス・オールカントリー株式
  2. 楽天・プラス・先進国株式(除く日本)
  3. 楽天・プラス・S&P500
  4. 楽天・プラス・日経225
  5. 楽天・プラス・NASDAQ-100
  6. 楽天・プラス・SOX

この中で「SOX」や「NASDAQ-100」に投資したい場合、楽天・プラスシリーズは低コストで最有力です。
保有金額に応じてポイント還元がある点もメリットです。

一方、S&P500やオルカンなど他のインデックス型投資信託を選ぶ場合は、eMAXIS Slim シリーズの方が人気と実績の面でおすすめできます。

参考:楽天証券公式サイト✅毎月ポイントが貯まる!楽天・プラス シリーズ

楽天証券で購入できるおすすめ投資信託10本まとめ

これまで紹介してきたインデックス型投資信託を「筆者のおすすめ順」に一覧でまとめました。

信託報酬・純資産総額など、投資信託を選ぶうえで必要な情報を比較できるようにしています。

あくまで初心者の方向けに「長期・積立投資のしやすさ」を重視した並び順なので、投資目的やリスク許容度に合わせて、自分に合ったファンド選びの参考にしてください。

No 投資信託 信託報酬 純資産総額(百万円) NISA 設定日
1 eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
0.05775% 8,381,802 両方 2018年10月31日
2 eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
0.0814% 9,319,865 両方 2018年7月3日
3 eMAXIS Slim 全世界株式
(除く日本)
0.05775% 898,022 両方 2018年3月19日
4 楽天・プラス
NASDAQ-100インデックス・ファンド
0.198% 146,424 成長投資枠のみ 2024年1月30日
5 iFreeNEXT
FANG+インデックス
0.7755% 972,407 両方 2018年1月31日
6 eMAXIS Slim 国内株式
(TOPIX)
0.143% 414,599 両方 2017年2月27日
7 eMAXIS Slim 国内株式
(日経平均)
0.143% 247,343 両方 2018年2月2日
8 Tracers S&P500トップ10
インデックス
0.10725% 64,262 成長投資枠のみ 2024年5月16日
9 楽天・プラス
SOXインデックス・ファンド
0.176% 19,957 成長投資枠のみ 2024年1月30日
10 ニッセイS 米国グロース株式
メガ10インデックスファンド
0.385% 8,687 成長投資枠のみ 2025年11月4日

まとめ|おすすめ投資信託の選び方と考え方

今回はインデックス投資のおすすめ投資信託を紹介しました。

インデックス投資の軸はあくまでオルカンやS&P500などの分散投資型です。手間をかけずに長期運用したいなら、これらだけでも十分に資産形成は可能です。

一方で、FANG+などの成長性の高い集中投資型に魅力を感じる場合は、資産全体の30%程度までを目安に組み入れるのはアリだと考えています。
リターンの上振れを狙いつつ、リスクもコントロールしやすくなります。

ただし、いくらリターンが魅力的とは言っても集中投資型ファンドに100%投資するのはおすすめできません。
値動きが非常に大きく、相場次第では精神的な負担も大きくなるためです。

また、為替リスクが気になる人は、TOPIX や日経平均などの国内株式インデックスを一部組み合わせるという選択も有効です。インデックス投資をしていると、どうしてもドル資産の割合が多くなってしまい、ドル安で大きく資産が目減りするリスクを抑えることができます。

・あくまでオルカン or S&P500をベースにする
・気になる投資信託があれば、一部を集中投資型に回す
・必要に応じて国内株式で為替リスクのバランスをとる

こんな考え方で進めるのが、初心者にも長続きしやすい投資スタイルです。

【重要事項】 当記事は、各投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。

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