S&P500トップ10とFANG+の違いまとめ

自己啓発

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に代表されるS&P500指数に連動するインデックスファンドは、投資信託の中でも大人気です。

そんなS&P500を構成する500社のうち、トップ10社にだけ投資をする投資信託がTracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)です。(以降はS&P10と省略します)

とても魅力的な投資信託ですが、ここで問題になってくるのは、iFreeNEXT FANG+インデックス(以降はFANG+と省略します)と何が違う?という点です。

今回はこの2つの投資信託を比較して、違いをまとめています。

参考:Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)|日興アセットマネジメント (nikkoam.com)iFreeNEXT FANG+インデックス / 大和アセットマネジメント株式会社 (daiwa-am.co.jp)

S&P10とFANG+の違いは4点

S&P10とFANG+の違いは、主に以下の4点です。

  1. 組み入れ銘柄
  2. 銘柄の入れ替え
  3. 構成比率
  4. 運用手数料

それぞれ詳しく見ていきます。

組み入れ銘柄

まずは2024年7月時点の組み入れ銘柄の違いです。

銘柄S&P10FANG+
エヌビディア
アマゾン
マイクロソフト
アップル
メタ
グーグル
ブロードコム
バークシャー・ハサウェイ
イーライリリー
JPモルガン
スノーフレーク
テスラ
ネットフリックス

エヌビディア、アマゾン、マイクロソフト、アップル、メタ、グーグル、ブロードコム

この7社は両方の投資信託に組み入れられています。

銘柄としては残る3社だけに違いがあります。

銘柄の入れ替え

次は銘柄の入れ替えについてです。

S&P10は毎年6月に、時価総額の上位10社に変動があれば入れ替えます。

2024年6月末は「ブロードコム、イーライリリー、JPモルガン」の3社が加わり「テスラ、ユナイテッドヘルス、ジョンソンエンドジョンソン」の3社が除外となる入れ替えが実施されました。

一方でFANG+の特徴は、まず「FANG」を頭文字とする4社(メタ、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)は固定です。

他の6社の入れ替えは不定期で、過去に三度実施しています。

  • 2021年12月にマイクロソフト追加、ツイッター除外
  • 2022年12月にアドバンストマイクロとスノーフレークを追加、アリババとバイドゥを除外
  • 2023年9月にブロードコムを追加、アドバンストマイクロを除外

入れ替えについてはS&P10は規則的、FANG+は臨機応変といえるでしょうか。

構成比率

構成比率にも違いがあります。

まずFANG+は10社均等です。株価が変動すると均等なバランスが崩れますので、年4回リバランスします。

ではS&P10はどうかというと、時価総額の比率を構成比率としています。

時価総額上位のマイクロソフト、アップル、エヌビディアの比率は大きくなり、逆に時価総額が小さいイーライリリー、ブロードコム、JPモルガンの比率は小さいです。

現在は上位3社だけで、55%以上の比率を占めています。(2024年6月24日時点)

リバランスはFANG+と同様に年4回実施されます。

運用手数料

最後の違いは運用手数料です。

S&P10の約0.1%に対してFANG+は約0.7%と、およそ7倍の差があります。

100万円保有していると、年間で支払う手数料は1,000円か7,000円かの差ということになります。

他の違いは好みの部分もありますが、手数料だけは明確に優劣がついていますね。

まとめ:S&P10とFANG+の違い

今回は人気の投資信託、Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)iFreeNEXT FANG+インデックスを比較しました。

一方だけを選ぶ必要もありませんが、違いを把握しておくことは重要です。

購入を迷っている方はぜひ参考にしてください!

タイトルとURLをコピーしました