オルカンのエヌビディア割合|分散のはずが上位銘柄の影響大?

エヌビディアの割合は? インデックス投資
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✅この記事の結論
  • オルカン:上位3社の割合は10.9%、エヌビディア比率4.4%
  • S&P500:上位3社の割合は19.7%、エヌビディア比率8.2%
  • オルカンに占める割合はエヌビディアが「日本企業全て」に匹敵
  • インデックス投資でも、上位銘柄の影響は想像以上

インデックス投資を実践している人の中には「個別株は怖い」、「分散投資だから安心」と考えている人も多いでしょう。
実際に個別株は、投資信託と比べて値動きの幅は大きくなる可能性が高いです。

しかし、分散投資が強みの投資信託といえど、わずか数社の大型株がインデックス全体の構成比率に大きく影響していることをご存じでしょうか。

例えば🔎時価総額世界トップ3のエヌビディア、Apple、Microsoftで、S&P500のうちおよそ20%を占めています。500社に分散されているはずが、3社で20%です

資産形成ジャーナルでは、オルカンやS&P500をはじめとした主要インデックスにおける、エヌビディア・Apple・Microsoftが占める割合を一覧でまとめて紹介します。

投資初心者から上級者まで、「言われてみるとどのくらい?」がわかる内容になっています。

本記事内の構成比率に関する情報は、以下の運用会社が公表する最新の月次レポート(2026年7月公表分)を参考に作成しています。
・アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社
・大和アセットマネジメント株式会社
・ニッセイアセットマネジメント株式会社
・三菱UFJアセットマネジメント株式会社
・楽天投信投資顧問株式会社

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主要指数におけるエヌビディア・Apple・Microsoftの割合一覧

それではさっそく、エヌビディア・Apple・Microsoftの3社が、主要インデックスでどのくらいの割合を占めているのか、一覧で比較してみましょう。

エヌビディアアップルマイクロソフト3社合計比率
オルカン4.4%4.0%2.5%10.9%
S&P5008.2%6.4%5.1%19.7%
NASDAQ1007.3%6.4%5.5%19.2%
FANG+10.0%10.0%10.0%30.0%
メガ1010.0%10.0%20.0%
SP500トップ1020.5%17.7%11.1%49.3%
SOX指数12.0%12.0%

※注釈
空欄は、その指数の構成銘柄に含まれていません。
各構成比率は、公式月次レポートを参考にするとともに、均等加重やキャップによる制限を加味しています。

分散しているはずなのに、なぜこれほど偏るのか?

500社に分散投資しているS&P500でも、なぜこれほどまでに上位銘柄の比率が偏っているのでしょうか。

その理由は、これらの指数に共通して🔎時価総額加重平均という仕組みが採用されているからです。

「会社の規模(時価総額)が大きいほど、自動的に投資比率も高くなる」という計算方法で、理にかなった配分ではありますが、「特定の企業に依存しすぎている」という側面があるのも事実です。

特定の銘柄が大きくなりすぎないよう制限している指数もあります。
例えば、半導体銘柄で構成される「SOX指数」では、1銘柄の構成比率に🔎キャップを設け、最大でも12%程度に抑えるといったルールで分散のバランスを保っています。

私たちがメインで投資するオルカンやS&P500にはこうした制限がないため、今の米国トップ企業の勢いがそのまま反映された「集中型」の構成比率になっているのです。

3社で占める割合

・オルカン(3社合計10.9%)
全世界の約2,400銘柄に投資するオルカンですが、エヌビディア・Apple・Microsoftの3社だけで10.9%を占めています。分散しているつもりでも、上位銘柄への依存度は低くありません。

・S&P500(3社合計19.7%)
・NASDAQ100(3社合計19.2%)
米国を代表する500社で構成されるS&P500では、この3社が占める割合は19.7%で、上位数社が🔎ポートフォリオの大部分です。
NASDAQ100も同様に19.2%を占めています。

・FANG+(3社合計30%)
メガ10(2社合計20%)
10社均等型をみてみると、FANG+は3社とも含まれ30%、メガ10はAppleを除いた2社で20%です。

・S&P500トップ10(3社合計49.3%)
構成比率が時価総額の大きさに依存するため、エヌビディア・Apple・Microsoftだけで合計49.3%と、ほぼ半分がこの3社で構成されていることになります。

・SOX指数(エヌビディア12.0%)
半導体セクター限定のため、エヌビディアのみ構成銘柄に含まれ、比率はキャップにより12%となっています。

エヌビディアへの投資金額イメージ

次は、こうした構成比率をふまえて「自分が実質いくらエヌビディアに投資しているのか」を金額でイメージしてみましょう。

もしオルカンを200万円購入した場合、エヌビディア比率は4.4%なので、約8.8万円はエヌビディアに投資していることになります。

✅例:【オルカンを200万円、S&P500を200万円、FANG+を50万円、メガ10を50万円】

もしこんなポートフォリオで合計500万円の投資信託を保有していたとすると、エヌビディアの投資額は約35万円です。

投資先投資額エヌビディア比率エヌビディア投資額
オルカン200万円4.4%約8.8万円
S&P500200万円8.2%約16.4万円
FANG+50万円10%5万円
メガ1050万円10%5万円
合計500万円約7.0%約35.2万円

同様にApple、Microsoftを加えて試算すると、500万円のうち80万円以上がたった3社に投資されていることがわかります。

投資先投資額3社合計比率3社合計額
オルカン200万円10.9%21.8万円
S&P500200万円19.7%39.4万円
FANG+50万円30.0%15.0万円
メガ1050万円20.0%10.0万円
合計500万円17.2%86.2万円

インデックス投資は分散が魅力ですが、実際には「上位数社にかなりの金額を投資している」ことがわかります。

オルカンの場合|エヌビディアだけで、日本企業全ての規模

ここで少し視点を変えると、「オルカンの中でエヌビディアがどれほど巨大か」が際立ちます。以下の2つの画像は、オルカンの国別構成比率と、上位構成銘柄です。

引用元:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)交付目論見書

国別構成比率は、米国が63.2%で1位、次いで2位の日本が5.0%となっています。
一方、上位銘柄を見ると、1位のエヌビディアは構成比率4.4%です。

つまりオルカンのうちエヌビディア1社の割合(4.4%)が、日本企業すべて(5.0%)に匹敵するということです。

いかに米国のトップ企業が“国家レベル”の規模で、世界の株式市場に影響を与えているかがわかります。

インデックス投資に必要なマインド

インデックス投資において、このような「仕組みの理解」はもちろん大切です。しかし、それ以上に重要なのが、暴落や急騰に直面したときに航路を守り続けるマインドセットです。

どれほど優れた分散投資も、途中でやめてしまえば成果は得られません。
インデックス投資の最大のルールは途中で売らないこと、ではないでしょうか。

私自身、これを守るために、頻繁に読み返しているおすすめの一冊を紹介します。

【レビュー】『ジャストキープバイイング』|投資初心者に刺さる21のルールとは?
インデックス投資に対する不安や迷いを乗り越えるためのヒントが詰まった一冊『Just Keep Buying』。本記事では、投資初心者が知っておくべき21の経済的ルールを通じて、暴落時にも揺るがない心構えと、買い続ける力の大切さをわかりやすく紹介します。長期投資を成功させたい方は必読の一冊になっています。

インデックス投資の「仕組みの理解」だけでなく、マインドセットの強化に役立つはずです。

まとめ|インデックス投資でも「上位数社の影響」は想像以上

オルカンやS&P500が「全世界」や「米国企業500社」に分散投資しているといっても、その実態は上位銘柄が想像以上の割合を占めています。

オルカンのエヌビディア比率が日本株全体に匹敵するという事実は、いかに米国トップ企業のパワーが凄まじいかを物語っています。

「個別株投資や数社への依存は怖い」と感じる人こそ、インデックス投資のこうした中身を正しく理解しておく必要があります。

「半導体が絶好調だから、エヌビディアを個別で買うべきか?」「成長性の高いFANG+を追加すべきか?」と迷うこともあるかもしれません。しかし、今保有している投資信託の中にも、すでにこれらの企業が十分なボリュームで含まれているとも言えます。

まずは自分がこうした大企業を保有している割合を把握した上で、将来のポートフォリオを検討していきましょう。

✅今回例に挙げたオルカン、FANG+といった投資信託の2025年実績の比較を、別の記事で解説しています。

オルカン・S&P500・FANG+|人気投資信託2025年の実績を比較
2025年の人気投資信託の実績を比較。オルカン・S&P500・FANG+・SOXなど主要インデックス投資信託の年間リターンを整理し、4月に発生した大きな下落局面も振り返ります。インデックス投資でも避けられない下落への向き合い方や、分散型と集中型ファンドの違い、2026年に向けた投資信託選びのポイントを分かりやすく解説します。

【重要事項】 当記事は、各投資信託に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクや、市場の変動、為替レートの変動等により損失が生じる可能性があります。また、過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において、十分な情報に基づいて行ってください。

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