歯ブラシや歯間ブラシだけでは、口の中の汚れが取り切れていないと感じることはありませんか?
念入りに歯磨きをしても、歯間や歯茎の隙間に食べかすが残っていたり、歯間ブラシでは奥歯まで届かなかったり出血したり・・・
こんな悩みと口の中をすっきりさせてくれるのがジェットウォッシャーです。
今回はジェットウォッシャーの使い方と、タイプごとの違いを紹介します。
ジェットウォッシャーの使い方
ジェットウォッシャーは水圧で歯の汚れを落とす家電で、「口腔洗浄機」「ウォーターフロス」とも呼ばれています。
ノズルの先から、ビュッ、ビュッ、ビュッと断続的に細く強く水が噴出されるので、それを歯間や歯と歯茎の間に当てることで、食べかすや歯垢を吹き飛ばします。

歯ブラシだけではこういった汚れはどうしても残ってしまいます。
歯間ブラシやデンタルフロス(糸のやつです)を使えばある程度は取れるものの、出血したり、どうしても奥歯は届かなかったりしますよね。
その点、このジェットウォッシャーを使うことで
- 歯と歯茎の間(歯周ポケット)
- 歯の裏側
- 1番奥歯のさらに奥側や親知らずとの隙間
- 歯並びが悪く歯間ブラシが使えない隙間
- 矯正器具の隙間
こういった場所までしっかりと汚れを落とすことができます。
私も以前は極細の歯間ブラシやフロスを使用していましたが、ジェットウォッシャーの方が汚れの落ち方も使える範囲も優れていると実感しています。
ジェットウォッシャーの種類
ジェットウォッシャーは大別するとハンディ型と据置型の2種類があり、それぞれ一長一短なので、いざ購入を決めても最後にはどちらのタイプにするか悩むことになるでしょう。

ハンディ型

据置型
ドルツのラインナップはいくつかありますが、その中でハンディ型は「EW-DJ55」、据置型は「EW-DJ75」を実際に使ってみて比較しています。
先に結論をお伝えすると「外出先でも使いたい」場合はハンディ型一択ですし、自分が「めんどくさがり」だという場合もハンディ型をおすすめします。
逆に自宅だけで使えれば十分で、手間がかかっても質の高さにこだわりたい人は据置型が向いています。
両方を使ってみた経験から、以降でそれぞれの特徴を紹介します。
価格の違い
価格に大きな差はなく、据置型の方が1割ほど高くなっています。
どちらもノズル(アタッチメント)は付属なので、1人で使う場合はとりあえず追加購入は不要です。
価格はハンディ型の方がわずかに有利ですね。
水圧とタンクの大きさ
性能として違いがあるのが水圧とタンクの大きさです。
水圧はハンディ型が5段階、据置型は10段階で変更でき、最大にしたときの水圧は据置型の方が強力です。
体感ではハンディ型の5段階(最大)の水圧が、据置型の7段階くらいです。強めがいい人はハンディ型では物足りないかもしれません。
水を入れるタンクの容量は、ハンディ型で1分間、据置型で3分間連続使用できる大きさです。
据置型で水を使い切るとちょうど1回分くらいなので、ハンディ型では一度の使用で水の補充が2回必要になります。
水圧や水を補充する煩わしさでは、据置型が優れています。
使える場所
ジェットウォッシャーは口の中に水を噴出するため、基本的には下を向いて口を開けて、水を垂れ流しながら使うことになります。(使用中はあまり人に見られたくないですね・・・)
そのため据置型は洗面台かキッチンの流しで使うことになり、周囲にコンセントと、本体を置くスペースが必要です。
本体サイズが12.5センチ×14センチなので、事前に洗面台などサイズを確認しておきましょう。
基本的には、使うとき以外は別の保管場所に置くことになると思いますので、都度設置する手間はかかってしまいます。
一方ハンディ型は、防水かつコードレスなので浴室に持ち込んで使うこともできます。洗面台やキッチンで使うとしても、コンセントやスペースは不要です。使用時の手間がかからない点はハンディ型の強みですね。
ただし充電を忘れていると使えないところはハンディ型の注意点です。
めんどうだとサボり始めそうな人は、充電さえしておけばパッと使えるハンディ型を選ぶと良いでしょう。
共通の注意点
最後に、実際に使ってみるまで気が付かなかった注意点を紹介させてください。
ジェットウォッシャーは水だと冷たすぎるのでぬるま湯を入れて使うことになります。夏の水温はまだ我慢できるかもしれませんが、冬の水温では確実に歯に沁みます。
使うたびにお湯を出さないといけないので、このひと手間がかかってしまうことを覚えておいてください。
まとめ:まずはハンディ型から
今回はジェットウォッシャーのハンディ型と据置型の違いを紹介しました。
購入時には手間のかからなさか性能か、どちらを重視するか悩んでしまう人が多いと思いますが、まずはハンディ型の購入をおすすめします。
据置型を使ったことがなければハンディ型の水圧で十分満足できますし、それよりも使用時の手間がかからないことが重要です。
浴室に持ち込んで入浴時間を有効活用しながら使うのであれば、お湯を補充する手間もそこまで気にならないはずです。
最後に、ジェットウォッシャーは本当に口内がすっきりしますし、手放せない家電の1つになっています。
安い買い物ではありませんが、ここまで検討したようでしたらぜひ購入してみてください。