資産形成の第一歩は、収入アップでも投資でもなく節約です。
そして無理のない節約を習慣付けるには、どのくらいの支出が適正なのかを知る必要があります。
今回は一人暮らしの平均的な支出額を紹介します。
一人暮らしの平均支出
まず結論から。一人暮らしの1ヶ月の平均生活費は161,753円です!
個人的には、平均でこんなにも安いかと驚きました。
内訳はこちら。
支出項目 | 1ヶ月あたりの金額 |
家賃 | 23,322円 |
食費 | 43,276円 |
水道光熱費 | 13,098円 |
家具・日用品 | 5,613円 |
衣料費 | 5,280円 |
医療費 | 7,441円 |
交通・通信費 | 19,344円 |
教養・娯楽費 | 18,702円 |
その他の支出 | 25,678円 |
合計額 | 161,753円 |
参考:家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 (stat.go.jp)
1年分にすると194万円。なんと200万円を切ってきます。
今回はこの中で、生活の基礎ともいえる家賃、食費、水道光熱費について掘り下げます。
家賃
一人暮らしの平均家賃は月23,322円です。激安です。
持ち家・ローン完済・一人暮らしの高齢者が多いのでしょうか。ここは人によって違いがありますし、地域差もあることから、家賃は別として考えるとよいでしょう。
一人暮らしの1ヶ月の平均生活費は家賃を除いて138,431円。この金額を自分の支出と照らし合わせると参考にしやすいですね。
適正な家賃については「手取りの3分の1」などと言われていますが、固定費なのでできるだけ抑えたいところです。
収入が上がったからといって無闇に家賃を上げると、資産形成の妨げになることは間違いありません。
食費
次に一人暮らしの平均食費は43,276円です。1食がおよそ500円ということになります。
この金額は外食も含まれます。目標としては1日平均1,000円に抑えると、たまに外食してもこれでおさまりそうですね。自炊すれば余裕がある金額ですが、コンビニ弁当や外食がメインでは足りなくなるでしょう。
個人的な話ですが、仕事のランチの選択肢がコンビニか外食しかなく、どうしても高くつく環境だったことがありました。そのときは朝食をしっかりと食べて、ランチはカロリーメイトやプロテインバー程度にしていたら、ダイエットしつつ節約効果も絶大でした。
水道光熱費
一人暮らしの水道光熱費は13,098円が平均です。水道代は特に意識しなくても月2,000円程かと思いますが、光熱費には2つ注意点があります。
1つ目は都市ガスと比べてプロパンガスは高くなることです。これは賃貸物件であれば入居時に気をつけるしかありません。
諸々の理由は今回は割愛しますが、プロパンガスは都市ガスより、1ヶ月でおよそ2,000円~3,000円高くなると考えてください。
2つ目はガス代と電気代について、季節変動が大きい点です。ガス代は暑い季節には安くすみ、逆に寒い季節は高くなります。電気代はエアコンの影響で夏冬は高くなり、春秋は安いです。
安い月と高い月を比べると2倍程の差でもおかしくありません。光熱費は1ヶ月ごとで見るのではなく、年間を通した支出管理が必要です。
まとめ:一人暮らしの平均支出
今回は、一人暮らしの1ヶ月の平均支出を確認しました。
家賃を除いた平均支出は138,431円です。それぞれの項目には多少個人差もありそうですが、合計のこの金額は目標としてはちょうど良い水準と感じました。
家計簿が習慣となって支出を把握できたら、次のステップではこの金額を目安に、自分の出費を見直してみましょう!