FP(ファイナンシャルプランニング技能士)試験は毎年1月、5月、9月の年3回実施されていて、今年の5月の試験が3週間後に迫っています。
昨年までは3級も同様でしたので、試験会場での受験は3級で経験した上で、2級の試験に挑戦する人がほとんどでした。
しかしCBT試験が始まったため、今回(2024年5月)から「試験会場でのペーパー試験は2級が初めて」の人も多いでしょう。
知識が十分にあるのに、不慣れな試験環境に戸惑って不合格になってしまったらもったいないですよね。
今回はFP2級試験の直前対策について解説します。
本番形式で過去問に挑戦
FP2級の試験に慣れておくために、ラスト数週間で必ずやっておいた方がいいポイントがあります。
こちらの「過去問道場」というサイトをおすすめしていますのでぜひご覧ください。
FP2級 過去問道場🥋 (学科)【完全解説付】|FP2級ドットコム (fp2-siken.com)
既に過去問道場を活用している人も、普段はWEB上で一問一答を繰り返している人が多いと思います。
しかし直前で一度は、印刷して本番形式で過去問に挑戦してください。
「模擬試験」から問題をPDF出力や印刷することができ、その下の「解答用紙マークシートはこちら」には本番そっくりの解答用紙まで用意してくれています。
以下のポイントに気を付けながら取り組んでもらえるとさらに効果的です。
時間をはかりながら解く
印刷して準備ができたら、必ず本番と同じ時間設定で挑戦しましょう。FP2級の試験時間は学科は120分、実技は90分です。
学科は慎重に解いて見直しをしても十分に時間があると思います。しかし実技の90分はかなりギリギリの時間設定になっています。
合格レベルに達している人ほど、飛ばす問題がないので一通り解き終わるだけで90分使ってしまうかもしれません。
特に実技については、印刷した過去問を本番と同じように時間をはかりながら解いて、当日の解答ペースを掴んでおきましょう。
見直しが必要な問題をチェックしながら解く
次のポイントは、見直しの必要不必要をわかるようにしておきましょう。
時間に余裕があれば全て見直せば良いですが、そこまで時間がない場合は優先度の高い順番に見直しをする必要があります。
過去問を解きながら、「自信があって見直しは不要」「優先的に見直ししたい」をチェックしていくことに慣れておきましょう。
「適切なもの」「不適切なもの」どちらを選ぶ問題か確認
こちらは学科試験のポイントです。問題文が「適切なものはどれか」「不適切なものはどれか」のどちらか注意しましょう。
そんな当たり前な・・・と思うかもしれませんが当日は緊張感もあってケアレスミスしやすく、4つの選択肢の正誤に自信がない場合は、適切不適切のどちらを選ぶのか勘違いしてしまう可能性があります。
問題文に線を引きながら確認するくらい、慎重に解いていくクセをつけておきましょう。
自己採点の準備
これはやってもやらなくても合格率は変わりませんが、自己採点のために自分の解答をわかるようにしておきましょう。
CBT試験と違って合格発表まで1ヶ月空きますので、できれば自己採点で合格を確信したいですよね。
本番も問題用紙は持ち帰りできるので、模擬試験でも最終的な解答をメモして終えて、自己採点しやすいかどうかチェックしておきましょう。
ちなみに試験当日は、学科も実技も試験が終わって30分ほどで大手予備校が正解速報を出してくれます。
速報は100%正確ではありませんが、ここで7割取れていればまず合格しているでしょう。
まとめ:FP2級試験の直前対策
今回はFP2級試験の直前対策について解説しました。
3級がCBT試験になって非常に便利になったとは思いますが、難易度の高い2級試験のときに、試験会場でのペーパー試験が初体験というのは大きなハンデです。
必ず印刷して過去問を解いて、本番環境に慣れておきましょう。特に実技の時間配分は一度体験しておかないと不合格になりかねないと思います。
万全の準備をして本番に挑んで、多くの人が無事に合格できることを祈っています!