転職で収入を増そう!求人票のポイントとブラック企業の見分け方を解説。

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貯蓄額は基本的に『収入ー支出』です。支出を抑えることは重要ですが、もう1つのアプローチとして収入を増やすことがあげられます。

そして収入アップに最もインパクトがあるのは転職です。

今回は転職で失敗しないための、求人票のポイントについて解説します。

求人票のポイント

求人票を見るときは給料や勤務地、休日を確認しますよね。

掘り出し物の求人を見つけたり、事前にブラック企業を見分けたりするために、それぞれの項目の注意点やポイントを押さえておきましょう。

給与、賞与

まずは給与や賞与の金額部分です。

求人票に書いてある金額は額面なので、手取りはその8割ほどと考えておきましょう。

注意点①月給の内訳

月給は基本給と固定手当の合計です。同じ月給20万でも「基本給が20万なのか」、「基本給15万+手当5万」なのかで意味合いが変わってきます。

賞与(ボーナス)の「○ヶ月分」は基本給で計算するので、基本給が多い方が有利といえます。

注意点②手当の内容

「月給」には、基本給の他に毎月固定の手当が含まれます。

その手当の中で注意が必要なのがみなし残業代もしくは固定残業代で、どちらも同じ意味です。

普通の残業代は変動する手当のため、月給とは別に支給されます。それを固定手当にすることで月給が大きく見えてしまうことになります。

さらにサービス残業の原因となっている可能性に注意しなければなりません。

固定残業代で設定された残業時間を超えた分は支給されるのか必ず確認してください。これで不採用になる会社ならそもそも避けた方が良いでしょう。

雇用契約は、労働者の時間と雇用する会社のお金を交換する契約です。適切な残業代を支払わないことは、逆に考えれば会社のお金を横領するのと同じことです。サービス残業は絶対にNGです。

注意点③賞与の金額

「賞与あり」とだけ書いてある場合は、数万円と思ってください。高くても年30万円でしょう。

ではどう書いてあれば問題ないかというと「実績○ヶ月分」です。○ヶ月分の基準は基本給です。

例えば基本給20万円で前年度実績2.5ヶ月分の求人の場合は、前年度の賞与は50万貰えたことになります。

賞与は会社の判断で支給しないこともできますので、業績が悪化した場合などに求人票に書いてある金額が必ず貰えるわけではありません。それでも去年は実際に支給したということですので、もらえる賞与の目安になります。

何ヶ月分が適正かは個人の判断ですが、平均は2.5ヶ月のようです。

休日

給料と同様に気になるのは休日でしょう。休日に関する求人票の記載のポイントは年間休日数です。

1年間で毎週2日休むとおよそ106日です。そこに祝日を足すと117日程度、さらに年始やお盆も休日になると年間休日数は120日~125日です。

120日あれば標準的と考えますが、もし年間休日数が106日よりも少ない場合はブラックな可能性が高まります。

もう1つのポイントが「完全週休2日制」「週休2日制」の違いです。

前者は毎週2日ペースで休みがあるということで、年間休日は最低でも106日になるでしょう。

似た表記ですが「週休2日制」は、月に1回週2休みがありますよという意味です。この場合の年間休日は、少ないと65日です。

いずれにしろ年間休日数は120日以上を目安に考えましょう。

その他のポイント

その他の注目するポイントは社会保険退職金です。

社会保険

まず「社会保険完備」とは健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険のことですが、完備で当たり前です。

社会保険完備ではない会社は論外ですし、もし求人票に書いてあったとしても入社と同時に適用されない場合は気を付けてください。

社会保険は2ヶ月後から・・・などと言って会社のコストを削減しようとするケースがあります。こういったグレーな行為をためらわない会社はブラック危険度が高いと考えられます。

退職金

最後に退職金についてです。この点はホワイト企業かどうかの指標として重要と考えています。

求人票の段階では「退職金あり」であればOKです。そして面接~採用の過程で退職金制度について確認していきましょう。

退職金が無ければブラックというわけでもありません。しかし退職金ありとなしでは、長く勤めて定年退職するときには数千万円の差になります。

退職金は10年以上、あるいは60歳を超えて勤務しないと満額もらえないことが多いです。

自分が実際にそれだけ長く働くかわからないとしても、長く勤めあげた従業員にしっかりと退職金を支給している企業は、他の部分でもホワイトな環境の可能性が高いと考えられます。

まとめ:求人票はここを確認

今回は求人票のポイントについて解説しました。

まとめるとこれらの条件を満たす求人は、良い環境で働ける可能性が高いです。

  • 残業代がきちんと支給される
  • 年間休日数が120日以上
  • 賞与の支給実績が記載されている
  • 退職金あり

貯活をペースアップする選択肢の1つとして転職は非常に有効ですが、悪い環境で働くことになってしまったり、無闇に転職歴が増えてしまうと本末転倒です。

転職活動の際は求人票のポイントを押さえて、良い職場に出会える可能性を高めましょう!

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